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BAMBOO BLADEの登場人物(バンブーブレードのとうじょうじんぶつ)では、原作:土塚理弘・作画:五十嵐あぐりの漫画作品『BAMBOO BLADE』の登場人物について解説する。『BAMBOO BLADE B』のみの登場人物については当該記事を参照のこと。 声優はアニメ・ドラマCDの配役。なお本記事においては特に記述のない限り「BB」=原作版『BAMBOO BLADE』、「アニメ版」=アニメ版『BAMBOO BLADE』、「BBB」=『BAMBOO BLADE B』を指すものとする。 本作の登場人物の名字は、主に実在する剣道家からとられている〔『BAMBOO BLADEファンブック』での土塚理弘との一問一答より。参考リンク:全日本剣道選手権大会#歴代優勝者〕。またBB第7巻までの主要登場人物の通称に関しては基本的に『BAMBOO BLADEファンブック』に準拠し、作中内の別称は脚注に記す。なお、本名が別途存在する沢宮エリナの通称については、本記事では「エリナ」で統一するものとする。 == 室江高校 == ; 石田 虎侍(いしだ とらじ) : 声 - 小西克幸 : 『BAMBOO BLADE』における主人公〔BBのストーリーはタマキ中心で進み、またアニメ版のエンディングクレジットでは名前が最初に来ない(掲載雑誌及びファンブックでのキャラクター紹介では最初)が、土塚はBB単行本第9巻あとがきにおいて、本作品を「女の子とそれを見守る大人の男性を主に描いている」と述べ、コジローが一方の中軸である事を示唆している。〕。剣道部顧問。物語開始時点で25歳(バニ学編の後に26歳)。身長176cm。血液型A型。通称「コジロー」〔剣道部員からは「コジロー先生」(または単に「先生」)と呼ばれる。他に「コジロー」と呼ぶのは石橋のみ。〕。大学卒業後、私立室江高校の非常勤講師に就職。担当科目は政治経済。なお担任のクラスは持っていない。 : ちゃらんぽらんな性格で普段から適当さが見えるものの、生徒受けはよく、ミヤミヤの猫被りを見抜いていたり生徒の悩みにすぐ気づいたりと時折教師らしさものぞかせる。愛車〔平成11年式ホンダ・インテグラ4ドアセダンタイプ(アニメ版はDB8型のタイプR4ドア)〕のローンが家計を圧迫しているために貧乏で、生徒から昼食を分けて貰うこともあり、生徒の間では「ザンパンマン」という不名誉なあだ名まで付けられている。町戸高校との練習試合に勝つために剣道部の新人勧誘と強化に乗り出す。そして町戸高校との試合後に起きたレイミの母とのトラブルによって今年度限りでの解雇を通告され、全国大会出場に自らのクビを賭けざるを得なくなってしまう。最終的に通告は取り消されたが、自身と部員達の成長のため、自らの意志で年度末を以て室江高校を退職することを決める。 :その後については作中では語られていないが、BB第14巻のあとがきにおいて土塚が別の高校に赴任していると語っている。TVに室江高が出演したことで問題のある女子剣道部を抱えた高校からオファーがあり、担任を受け持つと同時にその部の顧問を任された。 : 剣道は中学生の頃から始めており、高校生の頃は昇龍旗大会で石橋を打ち負かし優勝するほどの腕前であった。当時は剣道にも人生にも真っ直ぐ熱血に打ち込んでいたが、大学に入ったと同時に剣道を止めてからはちゃらんぽらんになってしまった。剣道の腕前も衰え、タマキとの初対戦では文字通り「瞬殺」されてしまう。しかし、タマキに触発されて再びかつての剣道に対する想いを取り戻し始める一方、部活強化の過程で己の指導者としての無力さや大人としての弱さを強く自覚し、それらを克服しつつある。 : 部顧問としては、基本的に運営はキリノ、技術指導はタマキに委ね、自身はユージの助言も得つつ要所要所でアドバイスをするという立場をとる。 : 実家は酒屋を経営していたが、数年前からコンビニエンスストアのフランチャイジーに鞍替えしている。本人は、コンビニには大学時代バイト中に強盗に遭ったためいい思い出が無く、あまり実家に帰りたいとは思っていない。 :;アニメ版での異同他 :: 昇龍旗大会の後、外山らが起こしたトラブルの責任をとって学校から去り、部員達の前からも姿を消すが、最終的には室江高校に復職。(原作とは別の理由で)解雇通告も取り消された。 :: 実家の住所は宅配伝票より神奈川県となっている。 ; 千葉 紀梨乃(ちば きりの) : 声 - 豊口めぐみ : 2年3組。身長157cm。血液型O型。通称「キリノ」〔タマキら一年生部員からは「キリノ部長」(または「キリノ先輩」)と呼ばれる。〕。髪型は金髪のポニーテールで、部活の時は長いリボンで髪を縛る。イメージカラーはイエロー。BB単行本第2巻および第8巻表紙。作画の五十嵐の公式サイト「アンチヒロイン通信」では「ヒロイン (?)」と紹介されている。 : 飛鈴中学校出身〔BB外伝「サヤと中学時代」及びBBB第8話より。〕。受験で引退した3年生に代わって部長に就任する。ストーリー開始時点では他の2年生(サヤ含む)が幽霊部員と化していたため、事実上唯一の部員だった。お気楽な性格でノリも軽く、しばしば言動や思考がコジローとシンクロする。いつもニコニコしており、部員たちのムードメーカー。その性格から交友関係も広く、学外の友達も多い。部員に対しては面倒見のよいお姉さん的存在で、自分の試合中も皆のことを気にかけていることが多いが、実戦ではそれが集中力の欠如という形でマイナス要因になっている。 : 成績は学年20位と優秀であるが、誤字〔BB第11話で「竹刀」を「竹内」と書いてしまった。BBB第8話でもタツミの名前「竜美」を「竜巳」と書いてしまっている。〕をはじめ基本的にボケ倒していることが多い。しかしその一方、タマキや東を入部させるため機転を利かせたり、顧問のコジローに実績を残すよう促すなど部長としてしっかりとした一面も見せる。剣道は中学から続けており、部活を楽しんでいることから剣道が好きである様子が伺える。 : 家は惣菜屋で、両親の他、弟と妹が1人ずつおり、皆美形。家の惣菜はおいしいと評判のようであり、よく学校に持ってきて部活仲間と食べており、特にメンチカツの味は町戸高校の面々からも絶賛された。部屋には動物のぬいぐるみがたくさんあり、単行本のカットでは自分でぬいぐるみを作っているところも描かれている。また、日本茶が好きで、剣道場には急須や茶碗、専用の休憩用座布団などを置いている。 : 町戸高校・成明高校との練習試合・IH予選共に副将〔BB第17話によれば、前年度は先鋒だった。〕。 : 中学時代については「BAMBOO BLADE B#その他の登場人物」を参照のこと。 :;アニメ版での異同他 ::アニメ版のキャラクター人気投票では、タマキを抑えて第1位を獲得した。 ; 川添 珠姫(かわぞえ たまき) : 声 - 広橋涼 : 1年9組。身長149cm。血液型B型。通称「タマキ」〔ただし作中ではもっぱら「タマ(ちゃん)」と呼ばれることがほとんど。〕。髪型はストレートのショート。イメージカラーはレッド。BB単行本第1巻・第6巻・第12巻・第14巻表紙。 : 剣道部のエースにしてマスコット的な存在。剣道場の1人娘で超高校生級の腕前だが、家業の手伝いといった認識であったため、当初は部に所属しておらず、コジローの勧誘も「興味がない」として拒んでいた。しかしある事件を契機に「悪から正義を守るため」剣道部へ入部する。 : 女子で1年生ながらスピード、技、相手の出方の見極めなど成年男子をも凌ぐ実力を持つが、突きが「悪者に止めを刺すかごとく」鋭く、また手加減ができない。父の三十郎はそれを「修羅が憑いている」と評し(本人はブレードブレイバーが憑いていると思っている)試合での使用は高校生になってからで、さらに男・年上・経験者(以上の条件全て揃った者)以外への使用を禁じられている〔ただし、BB原作では東城高校の小西に(この時は、コジローに指摘されるまで突きを繰り出したことを覚えていなかった)、アニメ版では加えて秀玉高校の鈴木凛に対しても、この禁を破っている。〕。また、上段の構えを使う相手〔石橋やアニメ版の鈴木凛など。〕と戦うと、上段の構えが得意だった亡き母・椿の面影が浮かんでしまい、動揺したり戦意を失ってしまうという弱点を抱えている。そのためコジローは、タマキがサヤに上段を教える事で、この弱点の克服を試みている。 : 素直でいわゆるいい娘だが、基本的に世間知らず。趣味(後述)の話題以外では非常に口数が少なく、物静かで感情の起伏も少ないため、あまり表情が変わらない。本人もにぎやかな仲間達の言葉に面白い反応を返せない自分に若干のコンプレックスを抱いている。しかし部活の仲間たちとの交流〔ユージ曰く「部活動も剣道の鍛錬というよりも、社会勉強を大きく兼ねている」とのこと。〕やアルバイトの経験などから表情も少しずつ豊かになってきている〔川添道場の門下生も「円くなってきた」と言っている。それと同時に「椿さんに似てきた」とも言っている。〕。またそれらの経験による精神的な成長が、結果的に剣道の腕の更なる上達にも繋がっている。 : バニ学収録中にエリナ相手に人生初の「同年代の女の子に敗北」を喫し、自分の剣道を見つめなおした。母・椿のTVインタビューにおける将来の娘(=珠姫)に向けた言葉と、室江校のメンバー全員がそれぞれの剣道を持ちながら「タマちゃんのようになりたい」という共通の意思を持っていたことに涙し、以後、学校の教師か剣道の道場主かなどは定まってはいないものの、末野や榊のように頂点を目指すのではなく、「コジロー先生のような先生になりたい」という、剣道の楽しさを後進に伝えていくという目標を掲げて剣道に打ち込む決意を固めた。 :特撮やアニメ鑑賞が趣味〔テレビ番組も基本的にアニメしか観ないため、一般のテレビ番組の事は殆ど知らないが、予約時間を誤って録画していたお笑い番組を観たときには「面白い」と評した。〕で、一度語り始めると普段の寡黙が一転して饒舌となり簡単には止められない。お気に入りの作品は幼少の頃見ていた『超剣戦隊ブレードブレイバー』で、彼女の持つ人一倍強い正義感や突きの鋭さはその影響を受けている。 : 料理のレパートリーがみそ汁とサンドイッチしかないため、家での食事はレトルトなど、出来合いのものが中心となっている。また、学校に持っていく弁当はいわゆる日の丸弁当。剣道部の皆で昼食を取るようになってからはサンドイッチを持っていくようにもなった。その後も扉絵や単行本のおまけ漫画では他の料理も練習している模様も描かれる。好き嫌いはない。尊敬するアニメ監督は宮里孝太郎。 : 町戸高校との練習試合では先鋒兼大将〔コジローの策で、大将としては「武礼葉」と偽名を名乗っていた。〕、成明高校戦およびIH予選、鎌崎高校戦では大将。 :; アニメ版での異同他 :: より小さく見せるため、身長は145cmと原作より低く設定された〔アニメ版DVD一本目付属『室江高剣道部 通信』第一号より)〕。 :: 尊敬するアニメ監督は谷口悟朗となっている(「アニメ版オリジナル」の項を参照)。 :: 同じ『ヤングガンガン』掲載作品である『天体戦士サンレッド』のアニメ版第24話に、自転車に乗った後ろ姿が登場している(声は無し)。 ; 宮崎 都(みやざき みやこ) : 声 - 桑島法子 : 1年。身長165cm。血液型AB型。通称「ミヤミヤ」〔タマキ、東からは「宮崎さん」と呼ばれる。〕。髪型はウェーブのかかったロングで、部活の時は頭の上でおだんごにする。イメージカラーはピンク(裏カラーはブラック)。BB単行本第3巻及び第9巻表紙。 : ダンの彼女で、彼に誘われる形で入部した。ダンとは不釣り合いな美少女〔コジローとユージが初対面の開口一番、2人揃って「ふざけんなァーーーーーッ!!!!」と叫ぶほど。〕だが、中学時代は札付きの問題児で現在も裏では素行不良気味で当初は学校で喫煙もしていた。〔サヤに注意されたことをきっかけに止めている。〕。ダンとは相思相愛で、彼の前では一変して「お嬢様」を演じる。また、自転車に2人乗りで通学することもある。 : 入部当初は剣道の経験も興味も全く無かったが、部活の練習でSに目覚め、鋭い振りで竹刀をガンガン打ち込むスタイルを取る。初心者とあって実戦では無駄打ちが多いが、負けず嫌いで向上心が強く、ユージからは思い切りの良さを、三十郎からは振りの速さと力強さを認められている。 : 剣道部への入部を迷っていた東を見事スカウティングし、パシリとして使おうと試みるも結局姉貴分として面倒を見ている。また、タマキの面倒も見ており、面倒見の良いところを見せている。 : 学業成績は著しくないが、剣道部に入部して以降は、ダンやキリノ、ユージといった優等生が周囲にいることもあってか、多少は良くなっている様子〔東を剣道部に勧誘する際も、この自分自身の経験をネタにした。〕。 : 両親は離婚しており、現在は母と姉の3人家族。母親は仕事で帰りが遅く、作中には姉しか登場していない。料理が出来るが、これは極端に料理下手な姉に殺されないために必然的に身についたもの〔BB単行本第4巻のおまけ漫画より。〕。 : 中学時代のあるきっかけからレイミにストーカー行為をされるようになり、以来レイミの姿を見ると挙動不審になってしまい、試合では実力が発揮出来なくなってしまう。部活後には「ファンシーショップ ムームーハウス」でアルバイトをしていたが、これもレイミが原因で辞めることとなってしまった。 : 町戸高校・成明高校・鎌崎高校との練習試合・IH予選いずれも次鋒。 :; アニメ版での異同他 :: 喫煙に関する描写がカットされ、サヤとの衝突から和解までは別のエピソードに差し替えられている。またダンを自転車に乗せるときはサイドカー風の側車付き自転車に乗る(側車にダンが乗る)。 :: アニメ版では、キャリーに2連敗を喫したことにより剣道への情熱を失いかけるが、東の叱責と支援で立ち直り雪辱を果たす。 ; 桑原 鞘子(くわはら さやこ) : 声 - 小島幸子 : 2年5組。身長170cm。血液型A型。通称「サヤ」〔タマキら一年生部員からは「サヤ先輩」と呼ばれる。〕。髪型は赤色のややはねっ毛のあるストレートのロングで、部活の時は頭の上で適当に縛る。瞳は青色。イメージカラーはブルー。BB単行本第4巻及び第10巻表紙。 : キリノとは小学校からの幼馴染みでいいコンビ。剣道を始めたのは高校に入ってからだが、入学当時は剣道部に入るつもりは皆無で、中学校時代から続けていたソフトボール部かテニス部かで迷っていたが、キリノの勘違いから剣道部に入部することとなる〔外伝「サヤと運命の選択」(BB単行本第8巻収録)より。〕。 : 些細なことで落ち込む癖があり、部活を辞めてはすぐに戻るということを繰り返しており、登校拒否の癖もついていた。1年生が入部し、剣道部が目標を持って動き始めてからは部活にも休まず出るようになる。 : キリノやユージからは、長身で力もあることから伸びる素質を見出されており、コジローからもそれを活かせる上段を勧められている。強気に攻めるタイプだが、相手が向かってこないと苛立つ欠点がある。また、「のんびり楽しくやりながら強くなりたい」と発言するなど、鍛錬に対してやや甘く見ている嫌いがある。とはいえ全般的に運動神経は良く、中学のソフトボールでは1年からレギュラーで5番サードを任されていた。試合は粘った末に時間切れに持ち込まれることが多い。 : ミヤミヤや鎌崎高校の生徒の喫煙を発見したときも臆せず(内心は怖がっていたが)注意するなど、非常に真っ直ぐな性格だが、感情の起伏が激しく思い込みも強い。そのため、気合を入れすぎて突っ走った挙句に失敗をしては失意のどん底に落ち、そして即座に立ち直る。落ち込んだ自分を奮い立たせるために、「私はできる子だ! 私は天才!」と自己暗示をかけながら自転車で爆走する癖がある。 : 家族は両親の他、中学生の弟(「かずひこ」という名前)、兄(独立しており別居中)。本当に自分が打ち込めることを見つけるため色々なものに手を出しているが、しっくりくるものがないらしい。唯一、小説の執筆は続いており様々なジャンルを書いているが、納得のいくものは書けない様子。その他ジミ・ヘンドリックスの「Purple Haze」に触発されギターも始めている。学業は文系は勉強しなくても点が取れるが〔ただし、それでもキリノには及ばない。〕、理数系、特に数学は1番勉強しても成績は芳しくない。 : メインキャラクターであるにもかかわらず本編で彼女がメインとなる話がほとんどなく、試合の描写も簡単に済まされることが多いため、単行本のあとがき等では出番がないことをたびたびネタにされている。 : 好きな芸能人はダイゴ〔BB単行本第9巻のおまけ漫画「タマキと好きな芸能人」より。〕。 : 町戸高校・成明高校・鎌崎高校との練習試合・IH予選いずれも中堅。なお、東入部後の室江剣道部女子の陣形はサヤが考案したものである。 ; : 声 - 佐藤利奈 : 1年3組。身長154cm。血液型O型。通称はファンブックによれば「東」だが、作中では一定しない〔キリノ・サヤからは「さとりん」(初期は「さっちん」)、ミヤミヤからは「サトリ」、コジロー・タマキからは「東(さん)」、ダンからは「サトリーム」など。〕。BB単行本第5巻および第11巻表紙。 : 左目の泣きボクロと伊達眼鏡が特徴。髪型はストレートのロングで、側面には犬の耳の様に跳ねている部分がある。普段は両脇で2本束ねており(バリエーションが数種ある)、部活の時は下ろす。若干釣り目。瞳は緑色。イメージカラーはグリーン。 : 鳥越中学校〔「サヤと中学時代」より。キリノによれば剣道の強豪校とのこと。〕時代の剣道での活躍がキリノの耳に止まり、待望の剣道部女子5人目として白羽の矢が立つ。だが大学進学を目標にしている反面学業成績が極端に悪く〔担任の島先生によれば、「そんなにレベルが高くない」(コジロー談)室江高校には全教科に家庭教師を付けて、死に物狂いで勉強して入学したとのこと。〕、当初は勉強に専念する事を理由に断っていた。しかしキリノとサヤの執拗な勧誘で成明高校との合同練習に加わり、ミヤミヤの巧みな話術により「説得」され入部となる。入部の経緯から、ミヤミヤによくパシリ扱いされている。 : 剣道は曾祖父に誘われて始めたもので、本人も剣道はとても好き。タマキも認める程の腕を持ち、室江剣道部女子ではナンバー2の実力者〔ファンブックでの土塚のコメントによれば、実力は(単行本第7巻時点での)コジローと拮抗しているとの事。単行本第13巻までの時点で、試合稽古や対外試合で東が敗れたのはタマキとユージのみ。〕。引き技を得意とするが、「熱血バニッシュ学園」の収録でタマキと再戦した際は、積極的に攻める動きで隙の無いタマキを崩す事を試みている。 : 普段は極度のドジっ娘で、成績の悪さもそこに起因している〔テスト範囲や回答箇所を間違えるなどが原因。本来の学力がどの程度かは不明。〕。非常に真面目で素直な性格をしているが、それゆえに単純で乗せられやすい。面倒見も良く、中学時代は剣道部長を務めていた。 : 視力は左右とも2.5あり、伊達眼鏡は「少しでもかしこさが増すかもしれない」という理由でかけている。練習や試合の際は裸眼である〔その場合でも、デフォルメ画では眼鏡の部分が強調されている。〕。 : 家族は両親と曾祖父、兄(大学1年生)〔BB第71話には、彼も剣道をやっていることを示唆する東の台詞がある。〕がいる。 : 好きな芸能人は、ロダンの宇治原〔。 : 成明高校〔この時点では正式に入部しておらず、剣道部の人数不足を補う形で参加している。〕・鎌崎高校との練習試合およびIH予選では先鋒。 ; 中田 勇次(なかた ゆうじ) : 声 - 阪口大助 : 1年1組。身長168cm。血液型A型。通称「ユージ」。小学校の頃から川添道場に通っていた。タマキとは剣道を始める前からの幼馴染みで、一緒にブレードブレイバーごっこをしていたこともあるという。 : 中学時代は県大会でベスト8に入る実力者で、剣道部の中で唯一タマキの練習相手を務めることができる〔ファンブックでの土塚のコメントによれば、実力は(BB単行本第7巻時点での)コジローよりも上。〕。洞察力にも富み、ダンやミヤミヤの素質・持ち味や東の剣道への未練、IH予選の対東城高校戦でのタマキの不調を看破した。成績は学年4位で、さらに真面目で爽やか、熱血漢な一面も見せる。 : しかしコジローが男子部員をほとんど相手にしないため影が薄く、剣道でも実力の次元が違うタマキ、成績も自分より上(さらに美人の彼女持ち)のダンが傍にいるため、自分が大してすごいとは思えなくなっているらしい。常識人ゆえに、部員や顧問がかますボケへのツッコミも絶えない。ダン曰く「解説役」。 : 他の部員の素質やコンディションについて、コジローから助言を求められる事がしばしばある。コジローがタマキを剣道部に入部させ、町戸高との練習試合に勝とうとした理由を知る唯一の部員でもある。 : 好みの女性のタイプは年上の人で、タマキのことは女の子としては意識していないらしい。 : 鎌崎高校との練習試合では三将〔この試合は男女混合の7人制で行われた。〕。 ; 栄花 段十朗(えいが だんじゅうろう) : 声 - 石田彰 : 1年1組。血液型B型。通称「ダン」〔ミヤミヤからは「ダンくん」、ユージからは「栄花くん」(アニメ版では第4話以降「ダンくん」)と呼ばれる。〕。ユージのクラスメート。 : 中学生時代に部長を務めていたこともある卓球部への入部を希望していたが、室江高校に卓球部が存在しなかったため、キリノとコジローの勧誘に乗ってユージと共に剣道部に入部。同時に彼女であるミヤミヤにも入部を促した。 : のんびりした口調で話すマイペースな性格だが、意外にテキパキ行動する一面も見せる。ミヤミヤにセンザンコウに似ていると言われている〔アニメ版ではキャリーからアルマジロに例えられた。〕。当初は不真面目で怠惰な性格が目立ったが、話が進むにつれそのような面はあまり見られなくなくなり、ユージのような熱血漢な性格になりつつある〔「サヤと中学時代」での描写から、もともとそういう性格であったようだ。〕。 : ユージやコジローによれば持久力は無いものの剣道の素質があり、ユージ以上に強くなる可能性があるといわれている。学業でも学年2位の成績を持ち、絵も上手い。ただ字は汚いらしく、防具の発注時に名字を間違われ垂に「栄光」と書かれた。方向音痴でもある。家族構成は両親と双子の妹の4人家族。 : ミヤミヤの裏の性格をしっかり理解している節があり、彼女を気遣ってさり気なくフォローしたり、時には厳しく諭すなど、男らしい言動をすることも多い。自分の剣道の実力についても客観的に見ている。 : 初登場時は身長がユージと同じくらいの八頭身で描かれていたが、以降半分近くまでデフォルメされ、最終的にはタマキよりも低くなっている。そのため設定で他の主要人物の身長が数値化されている中、彼のみ臨機応変となっている。 : 鎌崎高校との練習試合では五将〔。 :; アニメ版での異同他 :: 最終話において剣道部の部長となる。〔アニメ版終了前に刊行されたファンブックに収録された作者への一問一答で、原作の土塚は彼が部長になる予定である旨を予告している。〕 : 身長は最初からデフォルメ後のものに設定されている。 ; 外山 晶(とやま あきら) : 声 - 伊丸岡篤 : 2年1組。当初は部内で1番の実力者だった。不良の上にサディストで、相手が激痛に苦しむ姿を見たいがゆえに新入部員(女子含む)も容赦せずカーボン竹刀で打ち据えるなど、作法を無視した汚い手も平気で使って戦う。ほとんどの1、2年生をイジメで追い出し、その評判の悪さのために男子が入りたがらず、剣道部を部員不足にした原因となっている。しかし剣道が嫌いというわけではないらしい。 : 己の腕に自惚れていたが、タマキの義憤を買い、高校生になったことで解禁されたタマキの突きを受け完敗。結果としてタマキの入部のきっかけになった。その後は本編はもとより単行本のあとがきやおまけ漫画でもほとんど出番が無いため存在感も無くなり、岩佐とともに部長のキリノにも忘れられかけている。なお剣道の実力はタマキによればユージよりも劣るとのこと〔BB単行本第4巻のおまけ漫画より。〕。 : フルネームは作中では登場せず、下の名前はアニメ版第24話のクレジットおよびファンブック『祝』にて登場。 :; アニメ版での異同他 :: 乱闘事件を起こし剣道部にあわや活動停止処分という危機を招いてしまうが、岩佐と共に自ら退部したことで剣道部は処分を免れている。その際ダンと対戦し、抜き胴を食らい一本を取られ、自分は剣道には向いていないと悟る。退部後はとりごや高校とサッカーをしている場面が見られる。〔ただし原作スピンオフ作品のとりごや高と室江高のサッカー部の試合時には登場していない。〕 ; 岩佐 勝(いわさ まさる) : 声 - 石上裕一 : 2年。いつも外山とつるんでいて彼共々剣道部の幽霊部員であるが、剣道は嫌いではなく、むしろ好きらしい。他の剣道部員が居ない時には、密かに道場に入って素振りをしていることもある。その時に、武道場のネームプレートに自分と外山の名前が無いのを見てショックを受けているらしい。 : 不良をやっているのがバカらしいので更生して教師になろうかと悩んでいる模様〔BB単行本第4巻のおまけ漫画より。〕。 : 本編では、外山と共に出番が無くなってはいるが、BB単行本のあとがきやおまけ漫画には何度か登場している。 : 外山同様、フルネームは作中では登場せず、下の名前はアニメ版第24話のクレジットおよびファンブック『祝』にて登場。 :; アニメ版での異同他 :: 退部後、外山と同じくサッカーをする場面が見られている。〔 ; 吉河(よしかわ)先生 : 声 - 佐々木日菜子 : コジローの同僚教師。24歳、独身。担当教科は国語。3D格闘ゲームが得意。何度かコジローと職員室で会話しているシーンが見られ、BB単行本第6巻の裏表紙にも登場している。 :; アニメ版での異同他 :: 1年3組の副担任となっている。このため、東の剣道部入部関連のエピソードを中心に出番が増えている。 :: 最終話では石橋と結婚。コジローの退職後剣道部顧問に就任したが、産休のためコジローに後を任せた。 ; 校長先生 : 声 - 長克巳 : 本名不詳。温厚な人物だが、理事長の命令には逆らえない。 : 理事長夫妻を通じたレイミの母の圧力によって、コジローに今年度限りで解雇することを通告した。 ; 教頭先生 : 声 - 河本邦弘 : 本名不詳。BB第1話で校舎の3階から足を滑らせて落下するが、タマキによって箒で打ち返され一命を取り留めた〔アニメ版では直接保健室のベッドへ打ち返され、タマキのことを命の恩人と言っている。〕。また町戸高との練習試合の際、珠姫が変装するための老眼鏡を貸した。 ; 島(しま)先生 : 1年3組(東のクラス)の担任。 : 東を剣道部に勧誘しようとするコジローに、彼女の学業成績の悪さを伝え、断念するよう求めた。 :; アニメ版での異同他 : 出張中であり、代わりに吉河先生が東の素性についてコジローに教えることになる。 ; 屈強女子 : 声 - こじまかずこ : キリノとサヤに東と間違えられた、般若のような顔立ちの超肉体的少女〔服の上からでも割れた腹筋が浮き上がって見える。〕。髪型はツインテール。 : キャラクター名はアニメ版のクレジット表記から。アニメ版最終話のハンバーガー屋のトレイの上の紙にも姿が確認できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BAMBOO BLADEの登場人物」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 List of Bamboo Blade characters 」があります。 スポンサード リンク
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