翻訳と辞書
Words near each other
・ 南デンカリア地区
・ 南デンマーク地域
・ 南トゥーレ
・ 南ドイツ放送
・ 南ドイツ放送交響楽団
・ 南ドイツ新聞
・ 南ドイツ語
・ 南ナトゥナ諸島
・ 南ナミ
・ 南ネーデルラント
南ネーデルラント継承戦争
・ 南ネーデルランド
・ 南バスターミナル (バンコク)
・ 南バチュカ郡
・ 南バナト郡
・ 南バローチー語
・ 南バンコク火力発電所
・ 南バンダマ州
・ 南バージニア大学
・ 南バーティナ地方


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

南ネーデルラント継承戦争 : ミニ英和和英辞書
南ネーデルラント継承戦争[みなみねーでるらんと]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [みなみ]
  1. (n,vs) South 2. proceeding south 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
継承 : [けいしょう]
  1. (n,vs) inheritance 2. succession 3. accession 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦争 : [せんそう]
  1. (n,vs) war 

南ネーデルラント継承戦争 ( リダイレクト:ネーデルラント継承戦争 ) : ウィキペディア日本語版
ネーデルラント継承戦争[ねーでるらんとけいしょうせんそう]

ネーデルラント継承戦争(ネーデルラントけいしょうせんそう。, 1667年 - 1668年)は、フランス王国スペインとの戦争。フランス王ルイ14世南ネーデルラントの継承権を主張して起こした。フランドル戦争とも言う。
== 経過 ==
現在のベルギールクセンブルクに当たる南ネーデルラントは当時スペイン領であったが、1665年にスペイン王フェリペ4世の死後、ルイ14世は王妃マリー・テレーズがフェリペ4世の王女だったことから継承権を主張し、1667年5月に南ネーデルラントに侵攻した。主張の根拠は、1659年にフランスとスペインの講和条約であるピレネー条約締結でマリー・テレーズとルイ14世の結婚とスペインの持参金支払いを取り決め、マリー・テレーズがスペイン王位継承権を放棄したが、持参金が支払われていないためルイ14世はマリー・テレーズの放棄は無効と宣言、ネーデルラントの法律でフェリペ4世と先妻の子であるマリー・テレーズが後妻の子カルロス2世より継承順位が高いとする条文を見つけ相続を主張、スペインが取り合わなかったため戦争に踏み切った。
ネーデルラントはテュレンヌが北へ進軍、フランドルドイツライン川方面にも軍勢を派遣してユミエール公フランソワ・ド・クレキヴォーバンらがネーデルラント諸都市を陥落させた。翌1668年2月にはコンデ公ルイ2世が東進してスペイン領だったフランシュ=コンテも占領した。
この侵攻に脅威を感じたオランダが、1667年7月にイングランドとの戦争(英蘭戦争)を終わらせ、指導者ヨハン・デ・ウィットがイングランド公使ウィリアム・テンプルと協力して1668年1月にスウェーデンとも三国同盟を結びフランスと対峙した。フランスはフランドルを部分的に領有したものの南ネーデルラントを確保出来ず、5月、アーヘンの和約によって講和した。フランスはシャルルロワバンシュアトコルトレイクベルクフュルヌドゥエートゥルネーアウデナールデリールなどネーデルラントの都市を獲得したが、フランシュ=コンテは返還、北に僅かな領土しか得られなかった。
ルイ14世の対外戦争の端緒はこのように挫折したが、これは「太陽王」ルイ14世の華々しい覇権主義の始まりであった。しかし、ルイ14世はオランダの妨害を根に持つようになりオランダを孤立させるための外交を展開、イングランド王チャールズ2世と秘密条約を結び(ドーヴァーの密約)、スウェーデンとも仏瑞同盟を締結、神聖ローマ帝国諸侯とも同盟・中立条約を結んで1672年オランダ侵略戦争を開始した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ネーデルラント継承戦争」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.