|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 南 : [みなみ] 1. (n,vs) South 2. proceeding south ・ 嶺 : [みね] 【名詞】 1. peak 2. ridge ・ 山 : [やま] 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point ・ 山脈 : [さんみゃく, やまなみ] (n) mountain range ・ 脈 : [みゃく] 【名詞】 1. pulse
南嶺山脈(なんれいさんみゃく、ナンリン山脈、Nanling, 、)は、中華人民共和国の南部を東西に伸びる山脈。広西チワン族自治区および広東省の北部、湖南省および江西省の南部を走る中国南部最大の褶曲山脈で、長江水系と珠江水系の分水嶺であり、華中と華南の境界をなしている。南嶺山脈の南側(嶺南、華南)は亜熱帯の気候で、稲の二期作が盛んになっている。 別名は五嶺山脈(ごれいさんみゃく、五嶺)といい、西から東の順に、越城嶺(えつじょうれい)、都龐嶺(とほうれい)、萌渚嶺(ほうしょれい)、騎田嶺(きでんれい)、大庾嶺(だいゆれい)の五つの山並みが組み合わさっているためこの名がある。 南嶺山脈は歴史的に天然の障壁となっており、嶺南(広東省および広西チワン族自治区)と中原の間の交通の妨げであった。嶺南には中原の政治的支配や文化が十分に及ばない時期もあり、華北の人間は嶺南を「蛮夷の地」と呼んできた。唐朝の宰相・張九齢が大庾嶺を切り開いて「梅関古道」を築いて以後、嶺南地区の開発がようやく進んできた。また古代以来の中国の統治者たちは南嶺を行政区画を作る上で利用してきており、南嶺は諸省区の境界線および辺縁の地となってきた。 == 地質 == 南嶺山脈の構造の中心は花崗岩であり、その上を覆う岩層はデボン紀の硬砂岩と石炭紀の灰岩が中心になっている。南嶺を構成する山体はそれぞれ北東から南西方向へ走るが、山脈全体としては東西方向へ伸びている。 南嶺の地勢は高くなく、最高峰は越城嶺の猫児山(「華南第一峰」の別名がある)で海抜は2,142メートルである。その他の主要な山峰には、萌渚嶺の馬塘頂(海抜1,787メートル)、都龐嶺の韭菜嶺(海抜2,009メートル)、瑤山(大瑤山)の石坑崆(海抜1,902メートル)などがある。 広東省北部・仁化県にある丹霞山は紅い断崖の峰々が続く景勝地である。赤い砂礫岩の地層がはっきりと見える地貌は中国南部を中心に各地で見られるが、丹霞山の名をとり丹霞地貌と呼ばれる。丹霞山は国家級自然保護区・国家重点風景名勝区・国家地質公園に指定されており、ユネスコの世界地質公園(ジオパーク)および世界遺産(「中国丹霞」・自然遺産)にも登録されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南嶺山脈」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|