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南斗聖拳(なんとせいけん)は、武論尊原作、原哲夫画の漫画『北斗の拳』及びその派生作品に登場する架空の拳法。「中国拳法」の一種と言われる。 週刊少年ジャンプ初出時〔週刊少年ジャンプ1983年47号〕は「南都聖拳」と記載されていたが、コミックス発刊時に「南斗聖拳」に変更された。後述の「南斗獄屠拳」も同様。 ==概要== 陰陽の考え方に基づき、「陰」の北斗神拳に対応する「陽」の拳法。北斗神拳と異なり一子相伝とは限らず、「陽拳」ゆえ「表」の世界に広く伝承された事で、流派もさまざまに分派し、その数も多い。また、有力流派から派生する流派(派生流派)も存在するため、流派の数はさらに増える。 一時は「南斗六星」を中心に統合もなされたものの、なおも新たな流派が生まれ続け、最盛期には1000派を超えるまでに至るが、核戦争の影響で20世紀末には108派にまで激減している〔『公式 北斗の拳VS蒼天の拳 オフィシャルガイドブック』「拳法概論」(コアミックス 2007年4月刊)〕。 手刀等で鋭利な刃物を用いたかのように相手を切り裂く、もしくは突き刺さして貫く技が特徴として挙げられるが、流派によっては武器の使用も許されている。ただ、全流派に共通しているのは「外部から突き入れ全てを破壊する〔その威力はシン曰く、「地上の全ての物質を力で打ち砕く」との事。〕」事を真髄としている点であり、相手を内部から崩壊させる事を真髄とする北斗神拳とは対極に位置する。名称の特徴として、後述の「六聖拳」をはじめとする強力な流派には鳥類に関連する名前が与えられている事が多い。 なお、南斗聖拳は脚技が少ないものが多い。アニメ・外伝等を含め、劇中では多数の南斗聖拳の使い手が登場したが大半が手業中心だった。その中でも脚技を使う者も複数存在している。脚技が主体の白鷺拳の伝承者のシュウ〔ケンシロウはそれに驚き、シュウと戦った際に「南斗聖拳に脚が!」と発している。〕と翡翠拳の伝承者のカレンを除くと、脚技を使用しているのは孤鷲拳の伝承者のシン(南斗飛燕斬など)、体術であるが翔天拳の使い手であるジョーカー(三身一体攻撃の蹴り技)、鳳凰拳の伝承者のサウザー(極星十字拳の蹴り技)、親友であるシュウの白鷺拳を使用したレイ(彼が伝承した水鳥拳は手技が主体である)などである。 南斗聖拳が象徴としている星は、いて座の一部である南斗六星であるが、南斗六聖拳の一人 サウザーは「南斗十字星」なる星団を「極星」と呼び象徴にしていた。また、南斗双鷹拳のハーン兄弟が持っていた「南斗の旗印」も十字星の紋様である。しかし、「南斗十字星」は架空の星で、南十字星でもなく、南斗六星にも共有している星は見当たらない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南斗聖拳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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