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南方貨物線(なんぽうかもつせん)とは、日本国有鉄道(国鉄)が名古屋貨物ターミナル駅(1980年開設)から笠寺駅・大府駅を結ぶことを目的に建設を行い、途中でそれが中断された東海道本線の貨物支線(未成線)である。 == 概要 == 国鉄が貨物輸送においてまだシェアを多く持っていた昭和40年代、東海道本線の名古屋駅周辺において速度の遅い貨物列車が旅客列車の妨げになっていたため、別線敷設による複々線化を行って、これを解消するとともに貨客分離を行い、増大する輸送量を増強する〔川島 (1996, 2003)〕〔川島 (2010)〕ことを目論むようになった。また、名古屋における貨物駅は名古屋駅南方の都心部近くに設けられていた笹島駅であったが、これが手狭になっていたことから、南へ移転する形で「八田貨物駅(仮称)」という新駅を開設することにもなった。この両者の目的により、東海道本線のバイパスとして建設されることになったのが、この「南方貨物線」である〔〔川島 (2010)〕。 当初の計画では東海道線(名古屋 - 稲沢・枇杷島及び笠寺 - 岡崎)・岡多線・瀬戸線・中央線(勝川 - 高蔵寺)・関西線とともに中京圏の大環状線を形成する予定であった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南方貨物線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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