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南条元清 : ミニ英和和英辞書
南条元清[なんじょう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [みなみ]
  1. (n,vs) South 2. proceeding south 
: [げん, もと, がん]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 4. (2) former 

南条元清 ( リダイレクト:小鴨元清 ) : ウィキペディア日本語版
小鴨元清[おがも もときよ]

小鴨 元清(おがも もときよ)〔「元清」の「元」は烏帽子親毛利元就から一字拝領されたという(「南条氏系図」)。〕は、戦国時代から江戸時代初期の武将伯耆国久米郡岩倉城主。一部で羽衣石城主とする記述が見られるが誤りである。
 

== 経歴 ==
南条宗勝の次男として生まれる〔異説として「南条氏系図」では元続の庶兄とする記述が見られるが、『伯耆民談記』『陰徳太平記』『信長公記』等では元続の弟としており、この説の方が有力である。〕。生年不詳である元清の初見は永禄5年(1562年)11月、松尾神社に神田75石を寄進したのが初めである。しかし、近年の研究の結果、この元清なる人物は父の南条宗勝のことを指すことが判明した〔永禄5年11月9日付・「南条元清寄進状」(『荒生文書』所収)。松尾神社は現在の鳥取県東伯郡湯梨浜町野花にある神社。なお、元清を宗勝の実名とする説は『鳥取県史ブックレット4 尼子氏と戦国時代の鳥取』で述べられている。〕。
永禄から天正年間にかけて小鴨氏の家督を継ぎ、小鴨姓を名乗った。はじめ兄・元続とともに吉川元春に誓書を出して従っていたが、天正7年(1579年)に南条氏織田氏の下へ離反し、翌天正8年(1580年)に元春が伯耆へ侵出した際には兄とともに八橋城を2波に渡って攻撃するも敗退した。その後の吉川氏との戦いにおいては、岩倉城を守って奮戦したが、鳥取城攻略に釘付けとなり、孤立した南条氏に援軍を出す余裕がなかった中国地方攻略軍である羽柴秀吉の援軍も途絶え〔実際には天正9年(1581年)10月末に秀吉自ら援軍を率いて、羽衣石城救援に向かっている。この時、秀吉は数万の軍勢を従えて、現在の湯梨浜町宮内にある御冠山に陣を構え、吉川氏の軍勢と対峙したが、1週間ほどの滞在で軍勢を引き上げている。南条方には物資の補給が行われたようだが、事態の打開にはならなかった(『陰徳太平記』など)〕、鳥取城包囲の織田軍の下へ逃亡する兵も出だしたため、天正10年(1582年)に羽衣石城が落城すると岩倉城を守っていた元清も元続と共に播磨国へ逃れた(一説に京都とも。『山田家古文書』『陰徳太平記』)。
本能寺の変後、秀吉と毛利氏が和睦すると、天正12年(1584年)に東伯耆へ復帰。その後は病気がちになっていた元続の後見人となり、元続に代わり政務を担当した。天正15年(1587年)には秀吉に従って九州征伐に従軍。高城包囲中に島津軍の夜襲を撃退している(『太閤記』)。天正19年(1591年)に元続が死去し、元忠が家督を継ぐとその後見人になり、打吹城番として城内の屋敷に住み政務を行った(この屋敷跡は「小鴨丸」と呼ばれる)。文禄・慶長の役の際には元忠に代わって自ら1500人の兵を率いて朝鮮へ渡り、慶尚道仁道県の領主の子を生け捕るという手柄を立てている(『毛利家文書』・『細川家記』)。
その後、後見人の座を巡る争いで元忠との確執が生じた元清は、山田越中守の進言で秀吉によって小西行長の下へ預けられ、この時南条姓に戻したという。また相良義陽の胴塚があった相良堂(相良神社)の修築も行った。
慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは小西勢に属して加藤清正の隊と戦うが、家臣一同と同じく投降。戦後、小西家が没落すると6000石を以って清正の家臣に転じ、剃髪して元宅と名乗った。
慶長19年(1614年)、大坂の陣では豊臣秀頼に属す事を願い大坂へ向かうが、その船中で発病、建仁寺での療養の甲斐なく、同年2月13日に死去した(10月23日説もあり)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小鴨元清」の詳細全文を読む




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