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南蛮(なんばん)あるいは蛮(ばん)は、四夷のひとつであり、中国大陸を制した朝廷が南方の帰順しない異民族に対して用いた蔑称である。 日本でも当初は同様の意味で用いられていたが、15世紀にヨーロッパ人との南蛮貿易が始まって以降は、主にヨーロッパや東南アジアの文物を指す語となった。 == 中国 == 「蛮」は、本来は中原で都市文明を営んでいた漢民族が、南に住む未開民族に対する呼び名であったが、やがて中華思想における四夷のひとつとなり、中国大陸を制した国が南西方面の帰順しない異民族に対する呼称となった。「蛮」という漢字は、部首に「虫」を用いて、人ではないことを示した悪字である。現在でも、「野蛮」「蛮族」「蛮行」などの熟語が、粗野であるという意味を込めて用いられている。 異民族支配の時期でも「南蛮」という蔑称の概念を継続したように、先進文明としての中華に相対する蔑称である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南蛮」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nanman 」があります。 スポンサード リンク
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