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南部縦貫鉄道線 : ミニ英和和英辞書
南部縦貫鉄道線[なんぶじゅうかんてつどうせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [みなみ]
  1. (n,vs) South 2. proceeding south 
南部 : [なんぶ]
 【名詞】 1. southern part 
: [たて]
 【名詞】 1. length 2. height 
縦貫 : [じゅうかん]
  1. (n,vs) running through 2. traversal
: [かん]
 【名詞】 1. kan (approx. 3. 75 kg) 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 

南部縦貫鉄道線 : ウィキペディア日本語版
南部縦貫鉄道線[なんぶじゅうかんてつどうせん]

南部縦貫鉄道線(なんぶじゅうかんてつどうせん)は、かつて青森県上北郡野辺地町野辺地駅から同郡七戸町七戸駅を結んでいた南部縦貫鉄道鉄道路線。旧型レールバスの運行が行われていた。1997年に休止〔、2002年に廃止されている。
== 概要 ==
この路線を運営していた南部縦貫鉄道は沿線の開発を目的に自治体が資金を拠出して設立された。免許を取得し着工したものの沿線自治体は寒村ばかりで資力に乏しく、すぐに資金が尽き工事が中断されたが、東北地方の砂鉄を利用する国策会社「むつ製鉄」が沿線の天間林村(当時)から南部縦貫鉄道で砂鉄輸送を行う構想が持ち上がり、むつ製鉄の事業主体である東北開発が南部縦貫鉄道に出資し、1962年にようやく開通にこぎつけた。
しかし、輸入鉄鉱石の価格下落により1965年にむつ製鉄の計画は頓挫。天間林からの砂鉄輸送もほとんど行われないまま中止された。並行道路にバスが走っていることから旅客も見込めず、1966年には会社更生法の適用を申請することとなり倒産、以後「更生会社」の肩書をもつ鉄道会社となった。
鉄道事業だけでは経営が成り立たないため、自治体から清掃事業や給食調理を受託し、その収益で存続してきた。鉄道部門が赤字ながらも路線が維持されていたのは、東北新幹線青森延長の際には沿線に七戸駅が設置される予定があり、旧来の路線を廃止し営農大学校前駅から新線を建設することで七戸駅に乗り入れをし、新幹線アクセスによる経営改善を期待していたからである。
1981年、国鉄大畑線第1次廃止対象路線に選定されると、上北下北一貫の新幹線アクセスを意図して大湊線とセットで引き受けに名乗りを上げた。この際に「更生会社」では大畑線引き受けに不利となるとの判断から、1984年に更生計画を繰り上げて終了した。しかし、大畑線は経営基盤防衛の観点から地元バス会社の下北バスが引き受けることとなり、また新幹線青森延長計画も1988年に「ミニ新幹線」、すなわち七戸を経由しない案で(一時)決定となった。
その後、国有地である旧東北本線の路盤を借用して運行してきた野辺地 - 千曳間について、日本国有鉄道清算事業団から買い取りを要請され、その資金が捻出できないことから1997年に全線休止を余儀なくされた。その後、沿線自治体によって路盤の買い取りが行われたものの、休止中に荒廃した鉄道施設の復旧が予想以上に困難であり、復活を断念。2002年に正式に廃止となった。なお東北新幹線の八戸 - 青森間がフル規格建設へ計画変更されたのは休止後の1998年1月であり、2010年に八戸 - 新青森間が開業した東北新幹線は南部縦貫鉄道線跡と交差している。
現在は、旧七戸駅構内で当時の車両が動態保存されている。なお、当路線を運営していた会社は鉄道事業廃止後もタクシー事業者として営業を続けており、2004年南部縦貫株式会社と社名変更している。タクシー事業の通称は「縦貫タクシー」となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「南部縦貫鉄道線」の詳細全文を読む




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