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博物誌(はくぶつし) * 博物学の視点から、主に自然界の事象を記述した著書。 * 古代ローマの博物学者、大プリニウスが著した百科全書的な書。本項で詳述。 * 18世紀、フランスで編纂された百科事典(博物誌 (ビュフォン)を参照の事)。 * 西晋の重臣張華の代表作。 * フランスの詩人ジュール・ルナールの散文詩集。 == プリニウスの博物誌 == 『博物誌』(Naturalis Historiæ)は、ローマの大プリニウスが著した書。全37巻。地理学、天文学、動植物や鉱物などあらゆる知識に関して記述している。数多くの先行書を参照しており、必ずしも本人が見聞、検証した事柄だけではない。怪獣、巨人、狼人間などの非科学的な内容も多く含まれ、学問的な体系を完全に成しているわけではない。 古くから知られていたが、特にルネサンス期の15世紀に活版印刷で刊行されて以来、ヨーロッパの知識人たちに愛読され、引用されてきた。科学史・技術史上の貴重な記述を含むほか、芸術作品についての記述は古代ローマ芸術についての資料として美術史上も珍重された。また、幻想文学にも影響を与えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「博物誌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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