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危険色 ( リダイレクト:警告色 ) : ウィキペディア日本語版 | 警告色[けいこくしょく]
警告色(けいこくしょく、)は、生物がもつ派手な体色のことをいう。警戒色、危険色とも言う。主に有毒の生物に見られる色彩であり、捕食者など自分に害を及ぼす他の生物に対する警告の役目を担う。動物、植物を問わず、さらには人間の社会生活にまで広く応用されている。 == 概要 == 多くの生物は保護色を備えたり、他の物に偽装する擬態を行うなどして、外敵から身を隠している。それに対し、警告色を持つ生物はあえて外敵に目立ちやすい体の色や模様を持つことにより、自身に手を出すと危険が及ぶぞと警告を発し、自身の安全を確保するものと考えられている。それらの多くは、実際に毒を持っていたり、不快な味や臭いの元となる化学物質を含んでいる。 これはわざと目立つことで、嫌な思いと体色を結びつけて覚えこませることが目的であると言われる。つまり、最初に出会ったときに手を出して不快な記憶が残ると、捕食者の攻撃意欲が低下し、警告側が捕食されづらくなるという戦略である。類似の現象としては有毒な動物が目立つ姿勢をしたり、耳障りな音を立てる例がある。これらも捕食者にとって見つかりやすいようになることで、相手に敬遠させるものと思われる。 なお、用語としては警戒色が古く、現在でもこちらが広く使われるようである。しかし、英語のWarning colourationに対する訳語としては不自然である点などから、現在は専門分野では警告色を正しい訳語としている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「警告色」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aposematism 」があります。
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