|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 厚 : [あつ] (suf) thickness ・ 川 : [かわ] 【名詞】 1. river 2. stream ・ 夫 : [おっと] 【名詞】 1. (hum) (my) husband
泡坂 妻夫(あわさか つまお、1933年5月9日 - 2009年2月3日)は日本の推理作家、小説家。東京都千代田区(当時東京市神田区)出身。東京都立九段高等学校卒。筆名の"泡"の旁は正しくは"己"ではなく"巳"。本名は厚川 昌男(あつかわ まさお)。筆名は本名のアナグラムである。 == 経歴 == 東京・神田で「松葉屋」の屋号を持つ紋章上絵師の家に生まれる。定時制で高校に通いながら約5年の会社勤めを経て、家業を継いで絵師として働く。幻影城新人賞に応募した短篇「DL2号機事件」が佳作入選して1976年に作家デビューした〔直木賞の泡坂妻夫さんが死去 紋章上絵師の顔も 共同通信 2009年2月4日〕。 その逆説を多用する作風から「日本のチェスタトン」と呼ばれた。また、劇中で用いられているトリックのタネを書籍自体に施した『しあわせの書』や、袋綴じされているページを切り開くと内容が変化する『生者と死者』など、紙媒体でしか成立しない仕掛けを施した、遊び心と技巧が一体となった作品がある。 文章中に繰り返し符号「々」を使用しないことが知られている。 作中で活躍する探偵役としては、亜愛一郎、曾我佳城、ヨギガンジー等。作品世界はすべて繋がっているらしく、ある作品の登場人物が別シリーズの作品にチラリと登場したり、時代小説にも先祖らしき人物が現れたりする。シリーズを終了させる際にパーティ場面を設定して、これまでの全主要人物が一堂に会する恒例のパターンなど、こまかな遊びがファンを喜ばせている。 また、泉鏡花賞を受賞した「折鶴」、直木賞を受賞した「蔭桔梗」などは、職人の世界を舞台にした「人情もの」小説である。 奇術愛好家兼奇術師としても有名であり、1968年に第2回石田天海賞を受賞している。また、自身の名を冠した奇術の賞に厚川昌男賞がある。 作家活動と並行して家業の紋章上絵師の仕事も続け、その経験・知識から、家紋についての本も著している。 2009年2月3日、急性大動脈解離のため東京都内の病院で75歳で他界した。15年ぶりのシリーズ再開で、死の前日まで執筆した『ヨギガンジー、最後の妖術』が絶筆となった〔『オール讀物』2009年4月号、p.418。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「泡坂妻夫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|