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『原子心母』 (げんししんぼ、原題:Atom Heart Mother) は、1970年に発表されたピンク・フロイドのスタジオ・アルバム。ヒプノシスによる牛のジャケットも有名。 ==概要== ピンク・フロイドの本作は全英初登場1位〔1970-10-24 Top 40 Official UK Albums Archive | Official Charts 〕、全米55位を記録するなど各国でヒットした。それまでの彼らのアルバムは、どちらかと言うとアンダーグラウンドで難解な実験音楽的要素が強かったが本作では分かり易く聴きやすい内容になっている。このことがシド・バレット脱退後のバンドに初めて商業的、音楽的成功をもたらすことになる。 但しロジャーは後にこのアルバムを「フロイドの中で嫌いなアルバムの一つ」と述べている。「ロン・ギーシン(イギリスの前衛音楽家)とやったものは全て平凡で駄作。後の作品のステップでしかない」とも述べている(リットー・ミュージック社「ベースマガジン」2000年2月号インタビューより)。 表題曲「原子心母」はアナログA面を覆い尽くす23分を超える大作で、ストリングスやブラス・バンド、コーラス隊などを大胆に使った作品である。原題の「Atom Heart Mother」とは、心臓にペースメーカーを埋め込んで、生きながらえている妊婦のことを書いた新聞記事の見出しから取られたもの。制作はメンバー4人だけでなく、ロン・ギーシンが加わっている。 アナログB面は、バンドの個人による書き下ろし曲と、メンバー全員の共作による曲が収録されている。ロジャー・ウォーターズ作「もしも」は、後の傑作『狂気』のコンセプトの原形と言える。ただし、この曲自体は繊細かつ内向的で、後の作品のような攻撃性、社会性、大仰さは見られない。「デブでよろよろの太陽」はデヴィッド・ギルモアによる作品で、ライブレパートリーになった曲である。「サマー'68」はリチャード・ライト作であり、3人による曲の中で一番ポップである。最終トラックの「アランのサイケデリック・ブレックファスト」はバンド全員による共作で、ミュージック・コンクレート作品。1970年12月、ライヴでも1度だけ演奏された。尚、題名に入っているアランとは、当時バンドのロード・マネージャーだったアラン・スタイルスの事で、メニューの声もスタイルスによる(スタイルスは『ウマグマ』の裏ジャケットに映っている人物のどちらか)〔株式会社新興楽譜出版社(シンコー・ミュージック)刊 立川直樹著:ピンク・フロイド 吹けよ風呼べよ嵐 0073-61049-3179〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「原子心母」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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