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カマアシムシ(鎌脚虫)は、節足動物門六脚上綱内顎綱カマアシムシ目(原尾目、''Protura'')に属する動物の総称。 前脚を鎌のような形に持ち上げているところからその名がある。 内顎綱 ''Entognatha'' は昆虫に近縁でより原始的なグループで、ほかにトビムシ目とコムシ目が含まれ、昆虫とあわせて六脚類をなす。〔サイコクカマアシムシ Baculentulus densus (Imadaté) の発生学的研究(六脚上綱・カマアシムシ目)−胚発生の概略− 福井眞生子,町田龍一郎 2005 つくば生物ジャーナル〕 == 特徴 == 主に土壌中に生息する。触角はないが偽眼(擬眼)と呼ばれる触角が退化したと思われるものがある。体は細長い。胸部にある3対の足のうち、前足を持ち上げ、その先端部分を前方に折りまげ、まるで鎌を構えたような形にしている。ただし、カマキリのように捕食用に用いるわけではなく、多くの感覚毛が並んでいる。腹部は細長く、腹部第1-3節には小さな腹脚の痕跡のような付属肢がある。また、腹部の体節は、成長によって増える。この様な性質は昆虫にはなく、ムカデなどの多足類と共通するもので、昆虫の系統関係を考える上でも重要である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カマアシムシ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Protura 」があります。 スポンサード リンク
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