|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 原 : [はら, もと] 1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation ・ 原理 : [げんり] 【名詞】 1. principle 2. theory 3. fundamental truth ・ 理 : [り] 【名詞】 1. reason ・ ラメ : [らめ] 1. (fr:) (n) lame 2. (fr:) (n) lame ・ メタ : [めた] 【名詞・形容詞】meta ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
原理とパラメータのアプローチ(げんりとパラメータのアプローチ)とは、普遍文法が、全ての言語に共通した原理 (principles) と、言語ごとに選択可能なパラメータ (parameters) から出来ていると仮定し、それによって言語の普遍性と多様性を捉えようとする生成文法の考え方〔。この観点では、言語獲得(特に文法の獲得)とは、言語経験を通してそれぞれのパラメータを設定して行く過程として捉えられる〔。 ==歴史== ===下接の条件とパラメータ=== 1967年、ノーム・チョムスキー〔は、ジョン・R・ロス〔が提案した様々な島の制約を説明する高次の原理として、下接の条件を提案した。下接の条件とは、「移動は、二つ以上の境界節点 (bounding node) を越えることができない」〔という原理である。チョムスキーは、英語のデータから、SとNPが境界節点であると考えた。 下接の条件に従うと、たとえば (1a) の非文法性は、(1b) のように what が2つのS節点を越えて移動しているからであると説明できる。 これに対して、1982年、ルイージ・リッツィ〔は、イタリア語では(1a)と同様の構造を持つ(2)のような文が文法的になることを指摘した。 リッツィは、境界節点がパラメータになっていると考えることでこの問題を解決しようとした。つまり、英語ではSが境界節点だが、イタリア語ではそうではなく、S'が境界節点であると考えたのである。 このように考えると、(2a) の a cui は、(2b) に示したようにSは2つ越えているが、S'は1つしか越えていない。そのために文法的になると説明できる。 リッツィによるこの提案は、パラメータを初めて用いた画期的なものであり〔、その後の研究動向に大きな影響を与えた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「原理とパラメータのアプローチ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|