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(n) abhorrence of (living in) this impure world =========================== ・ 厭 : [いや] 1. (adj-na,n) disagreeable 2. detestable 3. unpleasant 4. reluctant ・ 厭離 : [おんり] (n) Buddhism depart from (in disdain) ・ 厭離穢土 : [おんりえど] (n) abhorrence of (living in) this impure world ・ 穢土 : [えど] (exp) (gen) (Buddh) this impure world ・ 土 : [つち] 【名詞】 1. earth 2. soil
厭離穢土 (おんりえど、えんりえど)とは、浄土教の用語。欣求浄土と対句で使われることが多い。読みは、''おんり-''が一般的だが、辞書によっては''えんり-''を採用しており、逆に''おんり-''は誤りとするものもある。 この娑婆世界を「穢れた国土」(穢国)として、それを厭い離れるという意味であり、阿弥陀如来の極楽世界は清浄な国土であるから、そこへの往生を切望するという意味。 語源は、源信の『往生要集』冒頭の章名に由来するが、その内容は「欣求浄土」とともに、浄土教思想の基本的特質を表している。 ==その他== 「厭離穢土欣求浄土」は戦国時代、徳川家康の馬印に用いられたことで知られる。 松平元康(後の徳川家康)は、桶狭間の戦いで今川義元討死の後、菩提寺である三河国大樹寺へと逃げ隠れた。前途を悲観した元康は松平家の墓前で自害を試みるが、その時13代住職の登誉が「厭離穢土欣求浄土」と説き、切腹を思いとどまらせたと言われる。 すなわち、戦国の世は、誰もが自己の欲望のために戦いをしているから、国土が穢れきっている。その穢土を厭い離れ、永遠に平和な浄土をねがい求めるならば、必ず仏の加護を得て事を成すとの意味であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「厭離穢土」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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