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厳顔[げん がん] 厳 顔(げん がん、生没年不詳)は、中国後漢末期から三国時代の武将。益州巴郡臨江県の人。〔《華陽国志》〕 ==経歴== 劉焉、次いで劉璋に仕え、巴郡の太守を務めていた。211年、劉備が劉璋の招きで入蜀すると、「一人で奥山に座し、猛虎を放って我が身を守るようなものだ」と嘆息したという。 翌年、劉備が益州を奪い取ろうと攻めて来た時に巴郡を守っていたが、劉備軍の張飛の攻撃に遭って捕らえられた。しかし、捕虜になったのだから自分に跪けと言う張飛に対し「あなた方は無礼にも、我が州を侵略した。我が州に首を刎ねられる将軍はいても、降伏する将軍はいない。早く首を斬れ」と、堂々と言い放った。これに張飛は腹を立てたが、厳顔はさらに「殺したいのならさっさとやればよい。何故怒る事があるのか」と言い放った。これに張飛は感嘆し、厳顔の縄を自ら解き、厚く持て成したといわれている。このため厳顔も降伏し、以後は劉備の家臣となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「厳顔」の詳細全文を読む
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