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参議院枠(さんぎいんわく)とは、内閣が与党参議院議員団に対して人事面で配慮すること、また、配慮の結果として参議院議員が充てられたポストのことである。 == 概要 == 内閣を発足するに当たって、国務大臣、副大臣、大臣政務官(2001年1月までは副大臣や政務官の代わりに政務次官が設置されていた)の人事において、与党参議院議員団に配慮することが慣例となっている。 閣僚人事は内閣総理大臣の専権事項だが、閣僚ポストのいくつか(2001年の省庁再編後は2閣僚)は参議院議員団の推す入閣希望者リストに配慮するのが慣例になっている。参議院議員団の影響力が強い場合、首相の人事権や党内派閥力学を超えて、与党参議院議員団が事実上の人事権を持つ事例もある。 現在は「閣僚17人中2人・副大臣22人中4人・政務官26人中8人」というのが一般的な基準とされている。ただし、情勢によって増減することがある。また、かつて内閣官房副長官は定員2名のうち政務担当(政治家が就任する)は1名だった時代は衆議院議員が就任したが、1998年7月以降は定員が3名に増員されて以降、政務担当2名のうちの1名が参議院議員に割り当てられるようになった。 広義の参議院枠は閣僚に就任する参議院議員を指すが、狭義の参議院枠は与党参議院議員団の推薦した参議院議員のみを指す場合がある。狭義に当てはまらない例としては、小泉内閣の国務大臣・竹中平蔵のように、首相の意向で参議院議員団の推薦リスト以外の参議院議員を起用したとされる件などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「参議院枠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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