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双弓類(そうきゅうるい、学名:Diapsid または双弓亜綱 : Diapsida)は、四肢動物のグループ(分類群)の一つ。頭蓋骨の両側に側頭窓 (''temporal fenestra'') と呼ばれる穴を、それぞれ2つ持つ。この穴が出来た事でその下部の骨が細いアーチ状になっているが、これを解剖学では「弓」と呼ぶ〔 小畠郁生 著 『面白いほどよくわかる恐竜』 182頁〕。このため学名は「二つの弓 = 双弓類」と名付けられた。 ==進化史== 既知で最古の双弓類であるペトロラコサウルスは、およそ3億年前の古生代石炭紀後期に出現している。同時期に有羊膜類のもう一つの大グループである単弓類も現れている。この単弓類は、双弓類に先んじて多様化していった。次のペルム紀においても単弓類の陰に隠れ、陸上生態系の中ではあまり目立った存在ではなかった。しかしこの時点でも、滑空する能力を獲得したものや水中へと進出したものが現れている。そしてペルム紀末(P-T境界)の大量絶滅の後、中生代三畳紀においては衰退する単弓類と入れ替わる様に多様化した。この時代に陸上で勢力を伸ばしたのは、主竜類であった。後にワニが現れるクルロタルシ類、そして恐竜を輩出する鳥頸類である。また、主竜類に近縁なカメもこの時代に現れている。また、恐竜に近縁の翼竜は空への進出を成し遂げた。一方、鱗竜類は、鰭竜類やそこから現れた首長竜など、水中へと進出していった(同じく水中に進出し、白亜紀半ばに姿を消した魚竜類は、これらより古い系統の双弓類であったとされる)。白亜紀末(K-T境界)の大量絶滅においては、恐竜は鳥類を除いて絶滅。翼竜、首長竜なども姿を消している。しかし、トカゲ類やヘビ(共に鱗竜類に属する)、カメ、ワニなどは、一部の大型種を除いて健在であった。この時、これらのグループとともに新生代まで生き延びた双弓類として、主竜類に近い系統でチャンプソサウルスなどワニに類似した形態を持つコリストデラ目が挙げられるが、このグループは始新世に絶滅している。〔 平山廉 著 『図解雑学 : 恐竜の謎』 179頁〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「双弓類」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Diapsid 」があります。 スポンサード リンク
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