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双方中円墳(そうほうちゅうえんふん)は、古墳の形式の1つ。円形の主丘の前後両側に方形の突出部2つが接続する形式である。 == 概要 == 前方後円墳が円形の主丘前面に方形の突出部を接続する形式であるのに対して、双方中円墳は主丘の前後双方に方形の突出部を接続する形式である。古墳時代前期に見られる。前方後円墳では前方部前面が正面であると考えられているが、双方中円墳の場合は厳密にどちらが正面になるのか明らかでない〔泉森皎 「櫛山古墳」『図説日本の史跡 第3巻 原始3』 文化庁文化財保護部史跡研究会監修、同朋舎出版、1991年、55ページ。〕。 この墳形はこれまで全国で4例が知られるのみで(2015年時点)〔、そのうちでも櫛山古墳は片方の突出部が小さい規模をなす。なお、弥生時代の墳丘墓でも前方後円形や双方中円形を採るものが知られており、これらが定型化したものが前方後円墳・双方中円墳になると見られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「双方中円墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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