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出っ歯(でっぱ)は、反っ歯(そっぱ)とも言い、上顎の前歯の先端部、あるいは上顎の前歯全体が突出している状態、又はその人を指す。歯科医療では上顎前突症の症例の一つと見るが、形質人類学では歯槽〔顎骨のうち、歯根が埋まっている部分を歯槽と言う。〕の前傾・前突による個人差もしくは人種差を示す形質とし、病的なものとはしない。 俗語であり、医学的・人類学的・解剖学的な用語ではなく、厳密な定義もないが、よく目立つ特徴であるので人目を引き、芸能人の中にはそれを売りにする者もいる反面、一般には容貌を損なうとして矯正治療の対象となる場合が多い。20世紀前半頃までは日本人に多く、普通に見られたが、その後急速に減りつつある。 == 形態 == 普通に口を閉じた状態では、歯列は唇に隠されて見えないが、上顎の切歯(前歯。門歯とも言う)の先端部の突出が大きいとそれが唇の間から見えてしまう。歯列弓(歯列が形成する曲線)が大きい場合は、やはり上唇を押しのけて歯列が露出する(いわゆる、歯茎[はぐき]が出ている状態)。プロフィル(横顔)を見ると、切歯が突出する例では上唇が前方に突き出し、その先から歯の先端がのぞく。歯列が大きい場合は鼻の下から上唇全体が前突する。こうした状態、又はその人を俗に出っ歯(反っ歯)と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「出っ歯」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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