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取水施設(しゅすいしせつ)は、河川や湖沼・貯水池などの地表水や地下水といった水源から水を取り入れ、用水路や導水管などの導水施設に水を供給するための設備である。地表水の取水では、水源に応じて取水堰、取水門、取水塔、取水枠などがある。地下水の取水施設は、一般に「井戸」と呼ばれる〔『水道の本』、52頁・58頁〕。 本項目では主に地表水の取水施設について扱う。 ==水源== 取水施設の建設にあたって水源のさまざまな特性が検討される。水源の特性として、最大渇水量、最大渇水位、最大洪水量、最大洪水位、渇水量、渇水位、平水量、平水位、洪水量、洪水位、水質などがある。水源には既得水利権や漁業権が設定されている場合もあり、必要に応じて調整が行われる。また、水源流域の汚染源、開発状況、流入土砂、安全性についても検討される〔『上水道工学』 pp.68-78〕。 ;河川 :河川は洪水時と渇水時とで流量や水位が変動する。取水施設はこのような変動に対しても安定して稼働することが求められる。このため取水施設の下流に取水堰を設けて水位を安定させる方法がしばしば用いられる〔『新体系土木工学88』 pp.76-80〕。 ;湖沼/貯水池 :湖沼や貯水池は水深によって水温や水質が異なり、特に湖底近くには濁水が溜まりやすい。また、季節や天候による変動もある。このため、状況に応じて任意の水深から取水できるような構造にすることが望ましい。水位の変動や波浪に対しても安定して稼働することが求められることから、沖合に取水塔を設置したり、堰またはダムに付属して取水口を設けることが多い〔『新体系土木工学88』 pp.81-88〕。 ;地下水 :地下水からの取水には井戸が用いられる。伏流水からの取水には横穴式の集水埋渠が用いられる。湧水から取水する場合、周囲を鉄筋コンクリートなどで囲み、蓋をして光が入らないようにすることが望ましい〔『新版 給水装置ハンドブック』 pp.6-8〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「取水施設」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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