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【名詞】 1. (television, radio, etc.) receiver =========================== ・ 受信 : [じゅしん] reception, receipt ・ 受信機 : [じゅしんき] 【名詞】 1. (television, radio, etc.) receiver ・ 信 : [まこと, しん] 1. (adv,n) truth 2. faith 3. fidelity 4. sincerity 5. trust 6. confidence 7. reliance 8. devotion ・ 機 : [き, はた] (n) loom
受信機(じゅしんき)は通信機の内、信号を受け取り、復調して情報を復元する装置のことである。また、信号の送り出し側は送信機である。ラジオ受信機、レシーバー、チューナー、RXとも呼ばれる。 ふつう「レシーバー」の訳が「受信機」だが、レシーバーと言うとスピーカーなど音声再生装置まで含んで、日本語では「ラジオ」に相当することも多い(英語radioにもラジオ放送の受信機という意味はある)。受信機につなぐヘッドフォンを指してレシーバーと言うことさえある。一方受信機と言った場合スピーカーなどを含まない「チューナー」のような意味であることがあり、またラジオより本格的な装置、一般のラジオ放送以外の電波を受ける装置、を指していることが多い。 ラジオ#受信機も参照。 == 受信機の構成 == 受信機の基本的な構成は、以下からなる。まず、アンテナ(およびアース)で電波を受け、同調回路により目的の電波信号を取り出す。ここまでをRadio Frequency、略してRFともいう。RFの信号から復調(検波)により音声信号を得る。RFに対してAudio Frequency、略してAFともいう。AFの信号をスピーカーなどに出力し音声を得る。 鉱石ラジオはこの基本構成のみによる受信機である。実用的な受信機では、適宜増幅などを挟む。 図は、アナログ時代のオーソドックスな受信機の構成である。高周波1段、スーパーヘテロダイン方式で中間周波2段増幅のもので、無線技士試験の問題等でも見かけられる。主として真空管時代には「高1中2」とも称ぜられた。 ; 高周波増幅器 : 入力された信号を選択および増幅する低雑音増幅器である。信号が微弱な場合、初段に増幅段を設けると信号対雑音比(SN比)の良い装置にすることが可能である。現在ではUHF帯などでは低雑音のHEMTなどのトランジスタが用いられる。UHF帯以上の受信機では、LNA (Low Noise Amplifier) と呼ばれることが多い。入力信号が十分大きい場合や要求仕様によっては、フロントエンドの高周波増幅段は省略可能である。なお、ローノイズなトランジスタとロスの小さなBPFを組み合わせてミクサを設計すれば、LNAがある場合と同等の受信感度が得られることから、1980年代の自動車電話ではLNAは使われていない。高周波増幅器の隠れた役目として、ローカルリークと呼ばれるアンテナからの不要電波放射(局部発振器(ローカル)→ミキサ→高周波増幅器→アンテナ)を抑える役目がある。増幅器は順方向にはゲインがあるが、逆方向に対してはマイナスゲインとなり、逆流してくるローカル信号を減衰させる。 ; 周波数変換器 : 局部発振器と混合器(ミキサまたはミクサとも言う)から構成される。受信信号を、その周波数に関係なく一定の低い周波数(中間周波数。図の例の中波帯 (531 - 1602kHz) の場合は455kHzの中間周波数が多い)に変換する回路である。ここで周波数変換する理由は、以下の通りであり、受信回路の中でも特に重要な意味を持つ。 : * 受信対象信号の周波数のままで復調可能なレベルまで増幅しようとすると正帰還が生じて発振するなど増幅器が不安定になりやすい。 : * 受信対象信号以外の信号を狭帯域のフィルタで減衰させないと、混信や後段アンプの飽和が発生してしまうが、高選択度の狭帯域フィルタの同調周波数を可変するのは容易でないこと、低い周波数の方が高選択度の狭帯域フィルタ作りやすいことから、一定の低い周波数(=中間周波数)の信号に変換する必要がある。 : * 後段の受信処理回路はある程度低い周波数の方が作りやすいため、一定の低い周波数(=中間周波数)に変換する必要がある。 : これをスーパーヘテロダイン(俗にスーパーと略された。周波数変換1回のものをシングルスーパーという。2回のものはダブルスーパー)方式と呼ぶ。1918年、エドウィン・アームストロング によって発明された。周波数は、入力信号と局部発振器出力の差の周波数に変換される(最近では中間周波数が受信周波数よりも高い場合もあり、その場合には和の周波数という構成もありうる)。なお、スーパーヘテロダイン方式では、受信対象の周波数以外にイメージ周波数も受信する(イメージ混信)。イメージ周波数の信号を受信しないためには、ミキサに入る前に、フィルタでイメージ周波数を十分に減衰させる必要があるが、最近の受信機、例えば、Bluetoothの受信回路ではイメージリジェクション型のミキサが使われるようになってきており、その必要が無くなってきている。 ; 中間周波増幅器 : この増幅器の目的は、1.復調可能なレベルまでの増幅、2.隣接した周波数の不要信号を除去するためのフィルタ機能、3.入力信号の強弱によって増幅率を可変して復調器への入力信号レベルを一定に保つ自動利得制御 (AGC) 機能などである。 ; 復調器 : 受信する通信方式によって必要な復調機能を備える。ここでは包絡線検波器を仮定した。 ; 低周波増幅器 : 検波器の出力である可聴周波数信号をスピーカーを鳴らせるレベルまで電力増幅する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「受信機」の詳細全文を読む
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