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受領名(ずりょうめい)は前近代の日本において、主に武家や神職などの通称(仮名)として用いられた、非公式な官職名のこと。 *朝廷や寺院が出入りの商工業者に名乗ることを許した非公式な官名。 *主に室町時代から戦国時代にかけて守護大名、戦国大名が武功や功績ある家臣に対して授けた非公式な官名。 ==朝廷・寺院の授ける受領名== 京都においては、朝廷や御所や寺院の用をはたす商工業者や芸能者に限り、家格や家業に箔をつけさせるため、金品次第により守、介、掾などの受領名を授け、特権的立場を与えた。受領名を有する商工業者が扱う商品は、ブランドとしての附加価値が認められ、同じ業種の職人がつくった商品の中でも、破格の値段で取引される。こうしたことから、多くの業者が自身の名誉と商売繁盛を期して受領名を求めた。 特に戦乱に疲弊し、武家に荘園を横領されてきた朝廷や寺院にとり、官位や受領名の授与は、貴重な収入源でもあった。 時は下り、明治政府は、1869年(明治2年)5月8日に、仁和寺、大覚寺及び勧修寺に許可していた受領名の授受を廃止し、授受された者に対してその利用を停止する旨の布告を行った。これにより、寺院による受領名授受の歴史は終了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「受領名」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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