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古史古伝(こしこでん)とは、日本の古代史で主要資料とされている「記紀(『古事記』と『日本書紀』)」などの史料とは著しく異なる内容歴史を伝える文献を一括して指す名称。種類が多い。また超古代文献・超古代文書ともいう。なお、古史古伝は今のところ、いずれも学界の主流からは偽書とみなされている。武功夜話や百輪中旧記などのように中世以後の歴史を記した偽書もあるが、古代の特に古い時代に無関係な文献は古史古伝とは呼ばれない。 == 概論 == 古史古伝は、 #写本自体が私有され非公開である、などの理由で史料批判がなされる予定がなく、史料として使えないものも多い #超古代文明について言及されている #漢字の伝来以前に日本にあったという主張がある神代文字で綴られている #上代特殊仮名遣に対応してない(奈良時代以前の日本語は母音が8個あったが、5母音の表記体系である) #成立したとされる年代より後(特に近代以降)の用語や表記法が使用されている 等々の理由で古代史研究における歴史学的な価値は非常に低く、古代からの伝来である可能性もまず無いと考えられている。しかし、古史古伝は種類が多く1〜5の特徴もすべての古史古伝に共通しているわけではなく、それらの諸点についての度合いは各書ごとに様々である。江戸時代成立とみられる文献もあり、それらには江戸時代的な特徴はあるが近代以後の用語などは当然存在しない。 ただし、いずれの「古史古伝」においても『偽書である「古史古伝」ではなく、真書である』と主張する人々はかつて存在したか、もしくは現存している。 現在では、近代における日本人の国家観・民族観への受容等のあらわれとして、文献の作成を行う者の思想に対する研究が始まったところである。文献そのものに史料的価値が認められなくとも、「それらの文献(偽書)をいつ、だれが、どのような背景・目的で作成したのか」を研究することは、古代史の研究とは言えないにしても、じゅうぶん学問的な行為といえる。 古史古伝を含む偽史の作成は、それが作成される社会と時代における時代精神を反映している。原田実はオウム真理教が偽史運動から登場した事を指摘している〔原田実著「トンデモ偽史の世界」(楽工社 2008年9月) 終章「現代日本の偽史運動」〕。実際に教祖の麻原彰晃は、古史古伝に登場する金属ヒヒイロカネの記事をオカルト雑誌に発表した事がある〔ムー1985年11月号 麻原彰晃「幻の超古代金属ヒヒイロカネは実在した!?」〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「古史古伝」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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