|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 古 : [ふる] 【名詞】 1. used 2. secondhand ・ 鷹 : [たか] 【名詞】 1. falcon (Falconidae family) 2. hawk ・ 型 : [かた] 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type ・ 重 : [おも] 1. (adj-na,n) main 2. principal 3. important ・ 巡洋艦 : [じゅんようかん] (n) cruiser ・ 艦 : [かん] 1. (n,n-suf) warship
古鷹型重巡洋艦(ふるたかがたじゅうじゅんようかん)は大日本帝国海軍の重巡洋艦の艦級で同型艦は2隻〔略同型艦の青葉型を含めて4隻と扱うこともある。〕。 == 概要 == 第一次世界大戦後、日本海軍は5500トン型軽巡洋艦の建造を行うが、その武装は14cm砲8門(片舷7門)と、アメリカ海軍の15.2cm砲12門を持つ軽巡洋艦オマハ級やイギリス海軍では主砲に19.1cm(45口径)速射砲7門を持つホーキンス級大型軽巡洋艦に対して劣る物であった。そのためこれらの艦に対抗するために平賀譲造船官による設計で、常備排水量7,100トン、20cm砲6門の偵察巡洋艦として1922年に建造が決定された。 二等巡洋艦(軽巡洋艦)の延長線上にある設計であり、巡洋戦艦に類別が改められたそれまでの一等巡洋艦(装甲巡洋艦)と比べれば小型であるものの、当初から一等巡洋艦として計画されている。この小型の船体にそれより上のクラスの武装を装備するという考え方は、同じ平賀造船官が設計した夕張と同様のコンセプトであり、船体を小型化するために装甲板を構造材の一部として兼用するなど、軽量化に努めた。 起工1番艦の加古は川内型軽巡洋艦(二等巡洋艦)の4番艦の予定艦名であったが〔「2等巡洋艦1隻製造の件」pp.5〕、ワシントン会議の影響で建造中止〔「軍艦加古工事に関する件」pp.3〕となったため、別設計の一等巡洋艦にそれを流用したものである〔「軍艦加古工事に関する件」pp.2〕。そのため、一等巡洋艦としては例外的に川の名前となっている。さらに加古は、竣工直前にクレーン事故があったため工事が遅れ、結果的に竣工は2番艦の古鷹が先になった。そのため計画時は起工1番艦から「加古型一等巡洋艦」と呼ばれていたが、後に、竣工の先である古鷹がネームシップとなるよう改められた。 後に、ロンドン海軍軍縮会議の結果、「6.1インチを超え8インチ以下の砲備を持つ10,000トン以下の艦」が「カテゴリーA」、通称:重巡洋艦として分類される事となり、本型もそれに該当する事となった。排水量ではなく備砲の大きさでカテゴリーが決められたのは、排水量の割に大型の砲を搭載する古鷹型や妙高型をターゲットにした足枷という説がある。これにより日本海軍は、他国より小型の艦を重巡洋艦扱いされ、大きなハンディを背負う事になる。ただし、この条項は後に最上型軽巡洋艦の建造に逆利用されることとなった。もっとも英国海軍も、旧式艦であるホーキンス級大型軽巡洋艦を重巡洋艦扱いされるというハンディを背負っている。またこれ以降も、古鷹同様の8インチ主砲6門搭載の条約制限より小型の重巡洋艦を、あえて建造している。 古鷹型の設計を基に、主砲を連装砲3基に変更したものが青葉型であり、「青葉」「衣笠」の2隻も古鷹型に含める場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「古鷹型重巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|