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台湾総督府鉄道600形蒸気機関車 : ミニ英和和英辞書
台湾総督府鉄道600形蒸気機関車[たいわんそうとくふてつどう600かたちじょうききかんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [だい]
  1. (n,n-suf) (1) stand 2. rack 3. table 4. (2) support 5. (3) belt 6. (4) counter for machines, incl. vehicles 
台湾 : [たいわん]
 【名詞】 1. Taiwan 
: [わん]
  1. (n,n-suf) bay 2. gulf 3. inlet 
: [そう]
  1. (n,pref) whole 2. all 3. general 4. gross 
総督 : [そうとく]
  1. (n,vs) governor-general 
総督府 : [そうとくふ]
 (n) government-general
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
蒸気 : [じょうき]
 【名詞】 1. steam 2. vapour 3. vapor 
蒸気機関 : [じょうききかん]
 (n) steam engine
蒸気機関車 : [じょうききかんしゃ]
 (n) steam locomotive
: [げ, き]
  1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of
: [き, はた]
 (n) loom
機関 : [きかん]
 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ 
機関車 : [きかんしゃ]
 【名詞】 1. locomotive 2. engine 
: [せき, ぜき]
 (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

台湾総督府鉄道600形蒸気機関車 : ウィキペディア日本語版
台湾総督府鉄道600形蒸気機関車[たいわんそうとくふてつどう600かたちじょうききかんしゃ]

600形は、日本統治時代台湾総督府鉄道が導入し、太平洋戦争後は台湾鉄路管理局が使用した、過熱式テンダ式蒸気機関車である。台湾鉄路管理局ではDT560型と称し、14両が製造された。
== 概要 ==
1919年(大正8年)、縦貫線の貨物輸送力増強のため、鉄道院9600形同等の機関車の導入が計画されることになったが、当時、日本国内のメーカーは鉄道院向けの需要で手一杯の状態で納期が遅れるため、9600形の仕様を示してアメリカアメリカン・ロコモティブスケネクタディ工場で製造されたのが、本形式である。その経緯から、アルコのキューロクとも呼ばれるが、棒台枠をはじめとしてランボードの高さ、運転台の形状、筒状の形状となった蒸気管覆い、1-2軸片ボギー式の炭水車など、アメリカ流のプラクティスで製造されており、一見9600形を想像させる要素はほとんどない。しかしながら、動輪直径や間隔、ボイラー高さなどの主要寸法、諸元は、紛れもなく9600形である。
本形式は1920年(大正9年)から3回にわたって到着したが、その状況は次のとおりである。
* 1920年5月(1919年12月製)
 * 600 - 602(製造番号58779 - 58781)
* 1920年7月(1920年2月製)
 * 603 - 606(製造番号61612 - 61615)
* 1921年(1920年製)
 * 607 - 613(製造番号62548 - 62554)
最初の7両は台北庫に配置されたが、次の7両は台北庫に6両、苗栗庫に1両の配置となった。1923年(大正12年)頃には、台北庫に3両、新竹庫5両、彰化庫6両となっており、台北庫のものは後述の微粉炭燃焼装置付きであった。1927年(昭和2年)には台北庫に5両、彰化庫6両、高雄庫3両であったが、800形に押されて徐々に南下し1935年(昭和10年)には嘉義庫6両、高雄庫8両と南部に集中した。
また、本形式は仕様書の不備からかアメリカ流の右側運転台であったが、使用に不便を来したため、1928年(昭和3年)から翌年にかけて、標準の左側運転台に改造された。ブレーキ装置についても、1929年(昭和4年)から翌年にかけて、当初の真空ブレーキから空気ブレーキに改造されている。
1937年(昭和12年)の称号規程改正ではD96形と改められたが、番号に変更はなかった。太平洋戦争終戦時には全車が在籍し、うち9両が稼動状態にあった。その後は、台湾鉄路管理局に引き継がれ、同局のDT560形DT561 - DT574)として1970年代後半まで使用された。
現在は、苗栗鉄道文物展示館に1両(DT561)が静態保存されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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