|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 記 : [き] (n,n-suf) chronicle ・ 会 : [かい] 1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club ・ 注 : [ちゅう] 1. (n,vs) annotation 2. explanatory note ・ 考証 : [こうしょう] 1. (n,vs) (historical) investigation ・ 証 : [あかし, しょう] (n) 1. proof 2. evidence
『史記会注考証』(しきかいちゅうこうしょう)は、『史記』の注釈書の1つ。日本の瀧川資言(たきがわすけのぶ)が編纂した。しばしば編者名を瀧川亀太郎ともするが、この表記でも誤りではない(瀧川の戸籍名が龜太郎の為)。現代日本における史記研究の基礎となる書物である。 会注とは、注を集めたという意味で、『史記会注考証』には、史記本文と史記の3つの代表的な以下の注を収めている。 *宋の裴駰(駰は扁が馬で旁が因)による史記集解 *唐の司馬貞による史記索隠 *唐の張守節による史記正義 本書の注目すべきところは、唐の張守節の史記正義を大幅に復元したことである。中国の歴代の史記刊本(例『史記評林』)の中では大幅に削除・省略されていたのだが、瀧川が日本に伝存していた当該佚文を、直江兼続旧蔵書の南宋黄善夫本などから広く蒐集し『史記会注考証』に収録したのである。 またこれに加えて、考証として、清の考証学や日本での研究を参考にして、瀧川自身が注をつけている。これまでの注釈を集大成し、清の崔述や、日本の江戸時代の考証学者中井履軒らの著述も参考にしているので、非常に便利な注釈書であり、史記の現代日本語訳に於いてしばしば底本とされている。 ただし、参考した注釈を明記しない場合があり、時には先行する注釈の説を剽窃して瀧川自身の見解として述べている部分もあるので、考証部分を利用するに際しては一定の注意を要す。 ==外部リンク== 史記会注考証・史記総論 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「史記会注考証」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|