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三代目弘道会(こうどうかい)は愛知県名古屋市中村区宿跡町1-117に本部を置く暴力団で、指定暴力団・六代目山口組の二次団体。構成員は約1000人、準構成員は約1000人、総数は約2000人。 ==略歴== 1966年(昭和41年)5月5日、名古屋港で沖仲仕を仕切っていた三代目山口組(組長は田岡一雄)鈴木組・鈴木光義組長(中森光義とも名乗った)がヤクザから引退。この時、鈴木組も解散するが、若頭の弘田武志が鈴木組の縄張りなどを引き継ぎ弘田組を結成、同時に弘田も山口組直参に取り立てられる。 弘田は若頭に司忍を据え、司は司興業を旗揚げ。更に佐々木康裕が弘田より親子盃を受け、佐々木組を結成した。1975年(昭和50年)に高山清司が佐々木組若頭に就任、翌76年に佐々木組は菱心会と改名し高山は理事長に就任。程無くして高山は高山組を新設した。 山口組四代目跡目問題で弘田は山本広擁立にまわり、竹中正久と対立。しかし司ら幹部の説得により山本らが結成した一和会には参加せず、1984年(昭和59年)に弘田は引退。弘田組は若頭の司が引き継ぎ、弘道会へ名称変更・改組した。その後、司が六代目山口組組長を継承すると、2005年(平成17年)3月に弘道会若頭・髙山清司(二代目髙山組総裁)が二代目を継承、山口組若頭にも就任した。 自らの組織の実態を秘匿することに努める一方で、警察の取り調べや対話に対して完全に黙秘を通したり、家宅捜索では出入口を封鎖して捜査員の入室を妨害するなど警察に対して対決姿勢を示す組織である。さらに、内部の「十仁会」という組織が中心となって暴力団捜査担当の警察官の氏名や年齢、住所、所有車のナンバーから家族や親戚知人に至る様々な個人情報を収集し、暗黙に警察官に圧力を示すなどしている。そのため、警察庁は暴力団捜査において暴力団のマフィア化を牽引する山口組の中核組織であるとして弘道会への徹底取締りを最重要課題としており愛知県警刑事部捜査第4課内に弘道会特別対策室が設置されている。 一方で愛知県警察の暴力団担当刑事との癒着が指摘されており県警内部からは逮捕者が出ている〔山口組弘道会壊滅のための“頂上作戦” 組長からナンバー3までを逮捕 週刊金曜日2010年12月17日号〕。 2015年8月には、山健組が六代目司忍組長の出身母体である弘道会を中心とした組織運営に不満を募らせて離脱に動き、同月神戸山口組を結成。山口組執行部側は、山健組など離脱派の組長10数人への制裁処分を行った。こうした動きに対し兵庫県議会の警察常任委員会は8月28日、委員は県民の不安が大きいことから総力を挙げて対応することを兵庫県警に要請した〔神戸新聞NEXT 8月28日(金)19時45分配信「山口組分裂騒動 離脱派の山健組が緊急会合 県警警戒」 〕〔山口組の分裂問題、菅官房長官は「情報収集につとめる」フジテレビ系(FNN) 8月28日(金)21時29分配信 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「弘道会」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kodo-kai 」があります。 スポンサード リンク
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