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戦争絵(せんそうえ)とは、明治時代に描かれた浮世絵の様式のひとつ。明治時代の西南戦争、日清戦争などの様子を描いた浮世絵を指す。 == 解説 == === 西南戦争 === 明治時代初期、日本国内を揺り動かした事件として西南戦争があり、当時流行していた錦絵新聞の流れに乗って制作された。作品点数は、概算で約300点程度とも500点近いとも言われる〔前者は、千頭泰 「西南戦争錦絵目録(未完稿)」『季刊浮世絵』第8号第3号、1969年。後者は、小西四郎 「錦絵随想8」『錦絵幕末明治の歴史』第8巻付録、講談社、1977年。因みに、ご当地の鹿児島県歴史資料センター黎明館が、最も多く西南戦争錦絵を所蔵している。〕。多くの浮世絵師が手掛けたが、月岡芳年(66点)と楊洲周延(47点)が群を抜いて多い。大半の錦絵は明治10年(1877年)の出版だが、翌年に及ぶものもある。題名は「西南」を冠するものより、「鹿児島征討」「鹿児島紀聞」「鹿児島戦争」など「鹿児島」を付すものが多く、個人名では「西郷隆盛」と冠するものが多い。 構図や絵画表現は、遠近法や陰影法など西洋画法を若干加味しているが、多くは幕末武者絵の名残を残し、芝居がかった作意が多い。制作方法は、実際に絵師が見聞したのではなく、当時の新聞を元にしている。この頃の新聞報道は、現代の我々がメディアに抱く「中立的視点」や「客観的報道言説」に対する意識が希薄で、噂や伝聞など明らかに疑わしい情報も一緒くたに報じられ、面白みをもって読者に伝える趣が強かった。そのため、錦絵もこれを反映して虚々実々取り混ぜて描かれ、、より面白くするため話を更に誇張して想像図として仕立てた作品もある。出版条例に伴い、販売価格を表示してあるのも特徴だが、2,3年後には表記が無くなる。値段は1枚2銭、3枚続だと6銭が相場だった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戦争絵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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