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『合葬』(がっそう)は、杉浦日向子による日本の漫画、およびそれを原作とした映画作品(後述)。 漫画作品は、雑誌『ガロ』で連載され、1984年に第13回日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞。 == あらすじ == 幕末。将軍徳川慶喜の身辺警護と江戸の秩序守護を目的とした武士組織・彰義隊は、大政奉還によってその存在理由を失った。だが、彰義隊の構成員である青年たちはこの流れを認めず、依然として暗雲立ち込める江戸に居座っていた。 そのひとりである秋津極は、友人福原悌二郎の妹で婚約者である砂世へ別離を言い渡す。それは悪評の立つ彰義隊に夫が腰を落ち着けることで、砂世が蒙る迷惑を案じてのことであったが、悌二郎は納得しなかった。だが極は自らの決心を覆そうとはせず、さらに養子縁組をした家より追い出された青年、吉森柾之助をも隊に引きずり込む。憤懣やるかたない悌二郎は極の上役である森篤之進に極の解任を求めるが、もはや異常なまでに膨れ上がった隊の歯止めになるのは悌二郎のような男だ、との森の言葉に乗せられ、彼もまた隊列に加わるのだった。 その間にも新政府の兵士と隊士の対立関係は悪化し、徳川家は彰義隊との関係を持たないと宣言、隊は江戸警護の任を解かれる。これに従おうとしない隊の若者たちと政府軍との衝突を案じて、穏健派幹部は希望者の脱退を許可すると決定、異議を唱えた森は隊士たちに粛清される。そして戦乱は避け得ない運命として彰義隊を呑み込み、ついに新政府軍との一大合戦、上野戦争が始まる。酸鼻を極める戦闘によって、青春を謳歌していたはずの若者たちはつぎつぎと地にくずおれてゆくのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「合葬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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