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筑後吉井(ちくごよしい)は福岡県うきは市にある伝統的建造物群保存地区。白壁蔵造りの街並みで知られる。1996年に「吉井町筑後吉井伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された(保存地区名は2005年に「うきは市筑後吉井伝統的建造物群保存地区」に改称)。 ==歴史== 江戸時代に久留米城の城下町と、天領である日田を結ぶ旧豊後街道沿いの宿場町として発展を始めた。 江戸時代中期、大石水道と長野水道の開通により筑後川中流への水運を得たことで商品作物の集散地となった。江戸時代末期からは次第に酒・油・櫨蝋等の商品作物を加工する産業が集積されて、在郷町として繁栄する。 莫大な富を得た吉井の商人たちは明治2年の大火を契機にその資力を誇示するがごとく「居蔵屋」と称される贅をつくした蔵造りの商家を建て、最盛期の大正時代には新町や蛭子町にこの「居蔵屋」が立ち並ぶようになった。 昭和初期の戦時体制と終戦後の農地改革等によって、経済活動は減衰し地域経済の拠点性は低下した。産業構造・産業基盤の変化により居蔵屋など大邸宅の町屋は減少していった。 1984年頃より、官民一体となって在郷町に現存する町屋の保存と修景が開始された。 1996年に重要伝統的建造物群保存地区として選定され、現在に至る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「筑後吉井」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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