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吉原細見(よしわらさいけん)は江戸の吉原遊廓についてのガイドブックである。一般的な体裁は店ごとに遊女の名を記したもの。細見売りが遊廓内で売り歩いていた。細見とは案内書のこと。17世紀からあるが、1732年ごろから年2回の定期刊行となり、1880年代まで約160年間にわたって出版されつづけ、『役者評判記』に次いで、日本史上最も長期にわたる定期刊行物とされる〔小林勇、神戸親和女子大学附属図書館ニュースVol.13 (Nov. 1, 2003)〕。 == 概要 == 仮名草子の遊女評判記に遊女の名を列挙したものがルーツと考えられる。古いものは貞享年間(17世紀)の吉原細見が知られており、享保頃(18世紀)に盛んになった。1738年(元文3年)以降は鱗形屋と山本の2版元が年2回刊行し、1758年までで山本は手を引き、後に蔦屋重三郎が鱗形屋に代わって刊行することになった。 掲載内容は、廓内の略地図、妓楼および遊女の名寄、揚げ代金、茶屋、船宿および男女芸者の名寄、年中紋日などであった。 明治時代には写真付きの細見が作られたこともある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉原細見」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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