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吉岡定点(よしおかていてん)〔2014年3月15日以降、特急「スーパー白鳥」に使用されている789系電車・785系電車の案内表示でも、この名称が使用されている。〕は、北海道松前郡福島町館崎にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の施設である。海峡線(津軽海峡線)青函トンネル内部にある。 == 概要 == 青函トンネルの北海道側の定点であり、同トンネルの海底部に位置する。非常時の旅客避難所および保線基地、トンネルの維持に必要な各種機械類の設置を目的として計画され、1988年(昭和63年)3月13日の海峡線(津軽海峡線)開業時に吉岡海底駅(よしおかかいていえき)として設置された。竜飛海底駅とともに、青函トンネル内に設置された駅の一つであったが、一般的な意味での「駅」とは異なり、海底駅見学整理券を持った見学者以外の一般旅客の利用はできず、また非常時と係員以外、地上への出入りも不可能であった〔ただし、『交通公社の時刻表 1988年3月号』には、「当分の間、地上との出入りは出来ない」旨が注釈で記載されており、開業当初は一般的な乗降を取り扱うことを計画していた可能性はある。〕。 北海道新幹線の建設工事着工に伴い、吉岡海底駅がその資材基地として使用されることが決定したため、2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正をもって同駅への定期列車の停車を中止し、イベント開催時の臨時列車のみの停車となった。同年8月27日の臨時特急「ドラえもん海底列車」運行終了によって、吉岡海底駅見学コースも全面休止された。同年8月28日からは、団体ツアーなどの臨時停車を除いて、営業列車の停車が一本もない長期休止駅となっていたが〔臨時駅の扱いとなっており、時刻表には「(臨)」と標記されていた。〕、2014年(平成26年)3月15日のダイヤ改正をもって正式に廃止された。駅が廃止された後も、緊急時のために避難設備は残され、新幹線仕様の避難施設として改修される。 廃止されるまでは、海面下149.5mの世界一低い位置にある鉄道駅であった〔現在最も低い位置にある駅は、青函トンネル竜飛斜坑線の体験坑道駅である。また、JRグループの駅で最も低い位置にあった当駅に対して、同グループの駅で最も高い位置にある鉄道駅は、長野県南佐久郡南牧村にある海抜1,345.67mの野辺山駅である。〕。また、北海道内最南端の駅でもあった。廃止後は渡島鶴岡駅が道内最南端の駅となったが、2014年(平成26年)5月12日に渡島鶴岡駅を含む江差線木古内駅 - 江差駅間が廃止されたため、現在は木古内駅が道内最南端の駅となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉岡定点」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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