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吉川 金次(よしかわ きんじ、1912年(明治45年) - 1996年(平成8年))は、栃木県出身の日本の俳人。鋸職人、日本の鋸研究家。第十四回文化人間賞受賞。 == 経歴 == 1912年に栃木県塩谷郡氏家町(現在のさくら市)で生まれる。実家は鋸鍛冶をしており、金次も氏家尋常高等小学校高等科卒業後は、東京に出て鋸の目立て(すり減った鋸やヤスリなどの目を鋭くする)業を営むようになった。また狂言師の野村万蔵に師事し、能面彫刻なども手がけている。俳句は東京に出てまもなく詠み始め、当初は『祭饗』の同人として定形を詠んでいたが、かつて氏家を訪れた河東碧梧桐の影響もあり、1936年に碧梧桐去って以降の中塚一碧楼が主宰する『海紅』の同人となり、自由律俳句を詠むようになる。金次の自由律は層雲出身で後に新俳句人連盟を立ち上げる栗林一石路や橋本夢道のようなプロレタリア俳句が多く、碧門の多い海紅では異色の作風である。晩年は日本の鋸研究の第一人者としても活動。1977年、多岐にわたる創作活動を讃えられ、山岡荘八会長(当時)の東京作家クラブから第十四回文化人間賞が贈られた。1996年、84歳で没。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉川金次」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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