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吉植庄亮[よしうえ しょうりょう]
吉植 庄亮（よしうえ しょうりょう、1884年4月3日 - 1958年12月7日）は、日本の歌人、政治家。
== 経歴 ==
1884年、千葉県印旛郡で生まれる。1893年に父の庄一郎が開墾のために北竜村に移住したため別居し、祖父の庄之輔の元で育てられた〔三枝昭三「吉植庄左衛門とその子孫たち」『農業土木学会誌』53巻11号、P.1022、1985年〕。第一高等学校を経て東京帝国大学経済学科を1916年に卒業後、父の経営する中央新聞に入社して新聞記者となる。また1906年に金子薫園に師事して歌人となり、1922年に雑誌『橄欖』を創刊。1923年、北原白秋、前田夕暮、古泉千樫、石原純、木下利玄らとともに歌誌『日光』を創刊。北原白秋とは特に交流が深く、鉄道省主催の樺太観光団に同行している。庄之輔が逝去した後は祖母とともに印旛郡で数年間を過ごし〔、1925年から10年間で印旛沼周辺に60町歩（595,041m2）の土地を開墾し〔読売新聞、1954年11月8日付夕刊、P.2〕、1941年の『開墾』などでこれを歌に詠んでいる。当時としては画期的な大型トラクター導入による農業の機械化や有畜農業を進めた〔。
1936年の衆議院選挙に立憲政友会から出馬し、当選して衆議院議員となる。戦後公職追放を受け、農地改革により所有する農園を失った。1949年には農村を現地視察したカール・シャウプを案内し、シャウプ勧告に実情が反映されたという〔読売新聞、1998年12月22日付朝刊、P.17〕。その後、印旛沼・手賀沼の土地改良区設立運動に携わった〔。1951年に追放解除を受け、1958年12月7日に食道癌のため関東逓信病院で逝去〔読売新聞、1958年12月8日付朝刊、P.9〕。正五位勲三等瑞宝章が追贈された。1973年には、郷土を代表する歌人として千葉県文化会館に歌碑が建立された〔朝日新聞、1999年10月10日付朝刊、千葉地方面〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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