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吉永 進一(よしなが しんいち、1957年 - )は、宗教学、秘教思想史、アメリカ文化を研究する日本の宗教学者。舞鶴工業高等専門学校人文科学部門教授〔教員の紹介 吉永進一 国立高等専門学校機構舞鶴工業高等専門学校〕。日本宗教学会理事〔役員名簿 日本宗教学会〕。宗教哲学会理事〔宗教哲学会 宗教哲学会のサイト〕。日本近代仏教史研究会運営委員 〔日本近代仏教史研究会 日本近代仏教史研究会のサイト〕。『Japanese Religions』誌の編集長〔Japanese Religions Japanese Religions誌のサイト〕。京都大学理学部生物学科卒業、同文学部宗教学専攻博士課程単位取得退学。 研究テーマは、19世紀アメリカ宗教思想、近代日本の心身技法と思想、日米の思想交流。類似宗教学者を自称している〔プロフィール 電気的真丹後蝸牛報〕。1979年に Studies in Esoteric Tradition(秘教伝統研究)と銘打って刊行された『迷宮』(白馬書房)の寄稿者〔2011-07-08 古本夜話113 藤沢親雄、横山茂雄『聖別された肉体』、チャーチワ 古本屋話〕で、横山茂雄(稲生平太郎)らとオカルト研究団体「近代ピラミッド協会」を結成していた〔近代ピラミッド協会 はてなキーワード〕。2007年に論文「原坦山の心理学的禅:その思想と歴史的影響」で人体科学会の第一回湯浅泰雄賞を受賞。また2014年12月にAsian Buddhism: Plural Colonialisms and Plural Modernities - workshop #3 – Kyotoを主催(仏教伝道協会、AAR(アメリカ宗教学会)、龍谷大学BARC、京都大学人文科学研究所などの援助を受ける)。さらに近年は、平井金三、『新仏教(新佛教)』などの近代仏教研究に携わる。 ==著書・論文== * 寄稿 「霊と熱狂 日本スピリチュアリズム史序説」『迷宮 3号』 白馬書房、1980年 * 岩本道人名義 ヘレナ・P・ブラヴァツキー関係を担当〔世界神秘学事典の制作スタッフを振り返る 神保町系オタオタ日記〕 荒俣宏 編『世界神秘学事典』 平河出版社、1981年 *岩本道人名義 オカルト文学を担当 由良君美 監修『世界のオカルト文学幻想文学総解説』 自由国民社、1982年 * 岩本道人名義「神智学の誕生――或いは、HPBとアメリカ」〔オカルティズム研究編 石堂藍のサイト〕 近代ピラミッド協会 編集 『オカルト・ムーヴメント―近代隠秘学運動史』 創林社、1986年 * 寄稿 「ウィリアム・ジェイムズの心霊研究」 宗教哲学研究 (7) 85、1990年 * 寄稿 「心理学と有神論-ウィリアム・ジェイムズの場合」 宗教哲学研究 (10) 68、1993年 * 寄稿 「『宗教的経験の諸担』の「精神的判断」と「存在判断」」、宗教研究 68(3) 87、1994年 * 寄稿 「「電気的」身体-精妙な流体概念について」 舞鶴工業高等専門学校紀要 (31) 113 、1996年 * 寄稿 「動物磁気からサブリミナルへ-メスメリズムの思想史」 舞鶴工業高等専門学校紀要 (33) 137、1998年 * 寄稿 「呼吸法とオーラ―オカルト心身論の行方」宗教社会学の会 『神々宿りし都市―世俗都市の宗教社会学』 創元社、1999年 * 寄稿 「回心と洗脳」 長谷正当 編 『宗教の根源性と現代 第2巻』 晃洋書房、2001年 * 寄稿 「ウィリアム・ジェイムズと宗教心理学」島薗・西平編『宗教心理の探求』 東大出版会、2001年 * 寄稿 「日本の霊的思想の過去と現在」 樫尾直樹 編 『スピリチュアリティを生きる:新しい絆を求めて』 <せりかクリティク> せりか書房、2002年 * 寄稿 「チベット行きのゆっくりした船--アメリカ秘教運動における「東洋」像」 『幻想文学』(67), 108-117, 2003-07 アトリエOCTA * 編集・解説『日本人の身・心・霊』第1期8巻、第2期7巻、クレス出版、2004年 * 寄稿 「大拙とスウェーデンボルグ その歴史的背景」『宗教哲学研究』第22号、2005年 * 単著 『催眠術の黎明―近代日本臨床心理の誕生』 クレス出版、2006年 * 寄稿 「円盤に乗ったメシア──コンタクティたちのオカルト史」 一柳廣孝 編著 『オカルトの帝国 1970年代の日本を読む』 青弓社、2006年 * 寄稿 「原坦山の心理学的禅 : その思想と歴史的影響」『人体科学』 15(2), 5-13, 2006-10-30 * 鈴木大拙・仏教雑誌・平塚らいてうを担当 日本スウェーデンボルグ協会 編集 『スウェーデンボルグを読み解く』 春風社、2007年 * 寄稿 「明治期日本の知識人と神智学」 川村邦光 編著 『憑依の近代とポリティクス』 <日本学叢書1> 青弓社、2007年 * 寄稿 「精神の力 : 民間精神療法の思想」『人体科学』 16(1), 9-21, 2007-08-30 * 寄稿 「大川周明、ポール・リシャール、ミラ・リシャール : ある邂逅」 http://ci.nii.ac.jp/els/110007124470.pdf? 『鶴工業高等専門学校紀要』43, 93-102, 2008-03 * 寄稿 「太霊と国家 : 太霊道における国家観の意味」『人体科学』17(1), 35-51, 2008-06-30 * 寄稿 “Theosophy and Buddhist Reformers in the Middle of the Meiji Period”, Japanese Religions、vol.34 no.2, 2009, 119-130. * 寄稿 「大正期大本教の宗教的場--出口王仁三郎、浅野和三郎、宗教的遍歴者たち」『舞鶴工業高等専門学校紀要 』(45), 69-80, 2010-03 * 寄稿 「国際派仏教者、宇津木二秀とその時代」『舞鶴工業高等専門学校紀要』 (46), 81-95, 2011-03 中川未来、大澤広嗣と共著 * 寄稿 「ウィリアム・マクガヴァンと大乗協会」『近代仏教』 (18), 129-145, 2011-05 * 寄稿 「近代仏教史における鈴木大拙 (特集 鈴木大拙の思想)」『宗教哲学研究 = Studies in the philosophy of religion -』 (29), 11-23, 2012 * 寄稿 “After Olcott Left: Theosophy and “New Buddhists” at the Turn of the Century” Eastern Buddhist, Vol. 43, nos. 1&2, (New Series) 2012, 103-132. * 寄稿 “Three boys on a great vehicle: ‘Mahayana Buddhism’ and a trans-national network” A Buddhist Crossroads: Pioneer Western Buddhists and Asian Networks 1860-1960 (Routledge, 2014) Edited by Brian Bocking, Phibul Choompolpaisal, Laurence Cox, Alicia M Turner https://www.routledge.com/products/9781138789586 * 寄稿 “THE FIRST BUDDHIST MISSION TO THE WEST: CHARLES PFOUNDES AND THE LONDON BUDDHIST MISSION OF 1889 – 1892” Bocking Brian, Laurence Cox, Shin’ichi Yoshinagaの共著 Diskus, VOL 16, NO 3 (2014) http://www.religiousstudiesproject.com/DISKUS/index.php/DISKUS/article/view/51 * 寄稿 “Suzuki Daisetsu and Swedenborg: A Historical Background”Modern Buddhism in Japan, Nanzan Institute for Religion and Culture, 2014, 112-143 https://nirc.nanzan-u.ac.jp/en/files/2014/02/05-Modern-Buddhism-Yoshinaga-on-Suzuki.pdf * 編集 中西直樹・吉永進一編集 復刻版『海外佛教事情 The Bijou of Asia』(三人社、2015) http://3ninsha.blog.fc2.com/blog-entry-31.html… * 寄稿 「松ヶ岡文庫未整理資料について(報告)」『公益財団法人松ケ岡文庫研究年報』 (29), 61-81, 2015 * 研究代表 研究分担者:大澤広嗣、星野靖二、大谷栄一、安藤礼二、岡田正彦、守屋友江、高橋原、岩田真美、大澤広嗣、星野靖二 研究協力者 : 碧海寿広、大澤廣嗣、江島尚俊 「近代日本における知識人宗教運動の言説空間」-『新佛教』の思想史・文化史的研究」〔KAKEN - 近代日本における知識人宗教運動の言説空間-『新佛教』の思想史・文化史的研究(20320016) KAKEN - 科学研究費助成事業データベース〕 * 監修 造事務所 編集『「天使」と「悪魔」がよくわかる本 ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで 』 <PHP文庫>、2011年 * 寄稿 「民間精神療法の心身=宇宙観 」鶴岡賀雄 編 『スピリチュアリティの宗教史 下巻』 <宗教史学論叢16> リトン、2012年 * 寄稿 「明治の仏教青年――新しい仏教運動への道――」『現代と親鸞』26号 親鸞仏教センター、2013年 * 末木文美士、大谷栄一、林淳との共同編集 『ブッダの変貌―交錯する近代仏教』 <日文研叢書> 法藏館、2014年 * Christopher Harding、岩田文昭との共著 『''Religion and Psychotherapy in Modern Japan''』 Routledge、2015年 * 中西直樹との共著『仏教国際ネットワークの源流―海外宣教会(1888年~1893年)の光と影』 <龍谷叢書> 三人社、2015年 ==翻訳== * 奥山倫明との共訳 デイヴィッド・ケイヴ 著 『エリアーデ宗教学の世界―新しいヒューマニズムへの希望』 せりか書房、1996年 * 稲生平太郎との共訳 ローレンス・ライト 『悪魔を思い出す娘たち―よみがえる性的虐待の「記憶」』 柏書房、1999年 * グスタフ・デイヴィッドスン 著 『天使辞典』 創元社、2004年 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉永進一」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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