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吉田古墳 (よしだこふん)は、茨城県水戸市元吉田町にある八角墳。別名「吉田1号墳」。全国で唯一、石室に線刻壁画を有する多角形墳(八角墳)である〔〕。大正11年、国の史跡に指定された。 == 概要 == 吉田古墳は、水戸市街地と相対する吉田の台地上に所在する古墳。当初方墳か円墳と考えられていたが、平成17年以降続けられた調査により八角墳であることが確認された〔〕。墳丘は近世以降削平され、往時の姿を止めていない。 埋葬施設は、南に開口する軟質凝灰岩の板石で構築した横穴式石室である〔〕。石室のうち、最も残りの良い玄室の規模は、奥行3m・幅1.32m~1.46mを測る〔。奥壁には線刻で釵・刀子・鉾等武具を主体とした壁画が施されている。県内のこうした装飾古墳は14カ所18例のみ確認されており、大変貴重な存在である〔。 大正3年3月、県立水戸女子師範学校付属小学校の加藤徳之助氏が,採土のため古墳の一部を取り崩したところ,石室とそこに描かれた壁画が発見された〔。壁画は発見当初から注目され、鳥居龍蔵など著名な考古学者が研究のために訪れている〔水戸市教育委員会編『吉田古墳Ⅰ』、2006年〕。装飾古墳の研究上、高い学術的価値を有するものである〔。 本古墳の営造年代は、主体部の型式や出土遺物から7世紀中葉に位置付けられるものと思われる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉田古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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