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吉野拾遺 : ミニ英和和英辞書
吉野拾遺[よしのしゅうい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [の]
 【名詞】 1. field 
: [じゅう]
  1. (num) 10 2. ten (used in legal documents)
拾遺 : [しゅうい]
 (n) gleaning(s)

吉野拾遺 : ウィキペディア日本語版
吉野拾遺[よしのしゅうい]
吉野拾遺(よしのしゅうい)は、南朝(吉野朝廷)関係の説話を収録した室町時代説話集。二巻本と三巻本とがあり、後者は芳野拾遺物語とも称する。
== 概要 ==
後醍醐後村上天皇代の南朝廷臣の逸事・歌話を基礎とし、発心遁世譚・霊験譚・恋愛譚・怪異譚・復讐譚など多彩だが、『徒然草』・『兼好法師集』・『神皇正統記』・『太平記』から取材してこれを改変したものに加え、『撰集抄』と同様の方法で形成された虚構の創作説話が混在する。戦乱などの生々しい切迫した政情は反映されていないが、一応南朝の参考史料として顧慮されてよいと思われる。二巻本で注目すべき説話としては、高師直が弁内侍の強奪を図った話(上巻9話)、楠木正儀への復讐を果たそうとした熊王の話(下巻16話)、兼好が作者を来訪した話(下巻21話)がある。『大日本史』・『南山巡狩録』・『池の藻屑』・『本朝語園』などにも影響を与えた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「吉野拾遺」の詳細全文を読む




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