|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 野 : [の] 【名詞】 1. field ・ 拾 : [じゅう] 1. (num) 10 2. ten (used in legal documents) ・ 拾遺 : [しゅうい] (n) gleaning(s)
吉野拾遺(よしのしゅうい)は、南朝(吉野朝廷)関係の説話を収録した室町時代の説話集。二巻本と三巻本とがあり、後者は芳野拾遺物語とも称する。 == 概要 == 後醍醐・後村上天皇代の南朝廷臣の逸事・歌話を基礎とし、発心遁世譚・霊験譚・恋愛譚・怪異譚・復讐譚など多彩だが、『徒然草』・『兼好法師集』・『神皇正統記』・『太平記』から取材してこれを改変したものに加え、『撰集抄』と同様の方法で形成された虚構の創作説話が混在する。戦乱などの生々しい切迫した政情は反映されていないが、一応南朝の参考史料として顧慮されてよいと思われる。二巻本で注目すべき説話としては、高師直が弁内侍の強奪を図った話(上巻9話)、楠木正儀への復讐を果たそうとした熊王の話(下巻16話)、兼好が作者を来訪した話(下巻21話)がある。『大日本史』・『南山巡狩録』・『池の藻屑』・『本朝語園』などにも影響を与えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「吉野拾遺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|