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(n) (having) the same family and personal name (as somebody) =========================== ・ 同 : [どう] 【名詞】 1. the same 2. the said 3. ibid. ・ 同姓 : [どうせい] 【名詞】 1. same surname ・ 同姓同名 : [どうせいどうめい] (n) (having) the same family and personal name (as somebody) ・ 姓 : [せい] 【名詞】 1. surname 2. family name ・ 名 : [な] 【名詞】 1. name 2. reputation
同姓同名(どうせいどうめい)とは、姓名(氏名)が同じ読みでかつ同じ表記であること。漢字文化圏においては、漢字表記が異なっていても、読みが同じである場合や、読みが異なっていても、漢字表記が同じである場合についても、同姓同名と呼称する。 == 概要 == 同姓同名があり得るために、姓名は必ずしも個人を識別するための鍵とはなり得ない。同姓同名の人物同士が同じ場に居合わせてしまった場合は、単に紛らわしいだけではなく、時に取り違えが重大な医療ミスなどを招くことがある。日本では漢字表記は一致するが読みが異なる場合もある。(例:河野(かわの、こうの)や幸子(さちこ、ゆきこ)、祥子(祥子と安田祥子。姓のない方が「しょうこ」、安田は「さちこ」)等。著名人では昭和前期の外交官の加瀬俊一(かせしゅんいち/かせとしかず)) 同姓または同名というのはかなり存在するが、姓名両方が同じという例は確率が低い。日本で見られる同姓同名は、数多くいる姓(主に鈴木、田中、佐藤など)と、その時期に流行した名の組み合わせが多いようである。また、同姓同名で性別が異なる場合もある(たとえば著名人では元野球選手と女優の平田薫、男性競艇選手と女性政治家の太田和美、男性競輪選手と女性歌手の井上昌己など)。元々は違う姓でも、結婚や養子縁組による改姓で同姓同名になるというケースも起こり得る。秩父宮雍仁親王妃勢津子は結婚前は松平節子だったが、秩父宮雍仁親王との結婚にあたって当時の皇太后(秩父宮の母である貞明皇后、名が節子)と同名(天皇・皇族には姓はない。なお読みは異なる)となるため勢津子と改名している。変わった例では、平安時代の著名人に「源信」という人物がふたり存在する。一人は僧侶でゲンシン、もう一人は貴族でミナモトノマコトと読むが、当時の僧侶は出家であるため姓がなく、同姓同名同然になっている。 日本では、近親者に同姓同名の人物がいる場合は、役所において戸籍の取り扱いを間違えないように内部向けに注意書きをしておく。また日常生活に不便を感じる場合は、改名が認められやすい。選挙において同姓同名の候補者が立候補した場合には、名前のあとに居住地の町名を括弧で囲んで記載する事が多い。このような例は、歴史的な経緯によってその集落全体が同じ姓を名乗っているような地域では、それほど珍しくないケースであるといえる。 親族や近隣に同姓同名がいて混乱をきたす場合には、どちらか一方が名の変更届を提出すれば改名が認められる傾向がある。なお、結婚したときに女性が男性の姓に改姓し、親族や近隣に同姓同名がいることによる混同を避けたい一方で同姓同名対象者となる当事者が名の継続を望んだため名の変更届の提出を拒否する事案を想定して、夫婦別姓(事実婚)とするケースや、それを理由とした選択的夫婦別姓制度導入を望む声がある。 韓国(朝鮮)や中国では、日本と比べて姓と名の種類が圧倒的に少ないため、同姓同名の人物が非常に多い。その為、人名を呼ぶ場合は、日本のように姓もしくは名だけではなく、フルネームで呼ぶことが一般的である。 欧米ではキリスト教に因んだ名前が多く、元々主要な名前の種類がさほど多くないことと、親や親族と同じ名前を与えられることが多いため、同姓同名(ファーストネームとラストネームが同じ)は比較的多い。このため、Jr.(ジュニア)やミドルネーム、II(ザ・セカンド、二世)やIII(ザ・サード、三世)を付けたり、ニックネームを区別したりする(マッカーサーはGHQ総司令官の本人と駐日大使の甥がダグラス、ルーズベルトは大統領を務めた父・陸軍准将の息子・実業家の孫でセオドアの、同姓同名)。アラブ地域でもイスラームに由来する名前は多く、父や祖父などの歴代の名や部族名を後に続けて区別する習慣を持つが、なお同名、すなわち自分自身の名前、歴代の先祖の名、部族名や集落名が同じということはしばしばあり、アメリカではテロリストとされる要注意人物と同名であったアラブ人が飛行機に乗ろうとした際に、ハイジャック犯として誤認逮捕されるという事件も起きている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「同姓同名」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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