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同心円モデル(どうしんえんモデル、)は、別名バージェス・モデル(Burgess model)といい、都市の社会構造を説明する最も初期の理論的モデルのひとつである。このモデルは、社会学者アーネスト・バージェスによって1925年に提示された。 == モデル == バージェスは、これまで展開していた人類生態学(human ecology)の諸理論をシカゴに当てはめ、都市地域における様々な社会集団の分布を説明する初めてのモデルを作り上げた。同心円モデルは、都市における土地利用が同心円状に広がることを示すものであり、モデルの中心には中心業務地区(CBD)があり、都市はその周りに様々な土地利用を円環状に広げていく。このモデルは結果的に、1世紀前にヨハン・ハインリヒ・フォン・チューネンが地方における(おもに農地としての)土地利用について導出したモデルを、都市に当てはめたようなものとなった。同心円モデルは、ホーマー・ホイトが提唱したセクター・モデルや、多核心モデルと対置されるものである。 このモデルでは、5つの地帯が設定される: # 中心を占めるCBD # 住商複合地となる遷移地帯 # 低級な住宅地 (inner suburbs)、後年はインナーシティ # 比較的良質な中産階級の住宅地 (outer suburbs) # 通勤者地帯 バージェスは、CBDからの距離と、住宅地ごとの住民の富との間には、一定の相関があり、比較的裕福な家族は中心業務地区からかなり離れた場所に住みたがる傾向がある、と考えていた。バージェスはまた、都市の成長が進むに従ってCBD自体が外へ拡大するため、その外側に隣接する地帯が同様に外へと押し出される、とも考えた。 同心円モデルは、伝統的に認識されていた、ダウンタウン - ミッドタウン - アップタウンの3分類、すなわちCBDとしてのダウンタウン、裕福な住宅地郊外地帯としてのアップタウン、その中間のミッドタウン、という分類よりも詳細なものであった。 バージェスの研究は、付け値地代理論の地代曲線を踏まえていた。この理論によれば、人々がどれくらいの金額を土地に対して負担するかによって、同心円が導出される。この金額は、ある場所をある用途に用いる場合に期待される利益額に基づいて決まる。都市中心部には人が多く集まるので、小売業にとって利益性が高い。製造業は土地にはさほどの大きな額を支払わず、もっぱら労働者の通勤の便や、原料,製品など物資の出入りにだけ関心を寄せている。住宅地としての土地利用は周辺部に位置することになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「同心円モデル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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