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行幸線（ぎょうこうせん）は、かつて愛知県名古屋市に存在した名古屋市電の路線（路面電車）の一つである。同市西区の明道町停留場と、中区の名古屋城停留場を結んだ。旧称御幸線。 名古屋市電の前身・名古屋電気鉄道により1913年（大正2年）に開業。1922年（大正11年）に市営化され、名古屋市電気局（1945年に交通局に改称）の運営となる。廃止は1971年（昭和46年）。 == 路線概況 == 全長約1.03km〔『交通事業成績調書』昭和36年度、pp63-68〕。全線が複線かつ併用軌道であり〔〔『名古屋市電が走った街 今昔』、pp18-19（配線図）〕、外堀通（愛知県道200号名古屋甚目寺線および名古屋市道外堀町通）上を走行した〔。ただし、上江川線の志摩町・明道町間を含む志摩町・名古屋城間（約1.41km）が行幸線であった時期もある〔『電気軌道事業成績調書』昭和16年度、pp57-62〕。また、市営化当初は明道町から平田町までをあわせて片端線としていた〔『電気軌道事業買収顛末』、p62〕。 起点の明道町停留場は外堀通と名古屋市道江川線との交差点に位置し〔、行幸線はここから外堀通を東進した。ここでは外堀通を西へ向かう市電明道町線に接続し、市道江川線上を南北に走る市電上江川線と交差した。 景雲橋で堀川を渡ると、橋の名をつけた景雲橋停留場があった〔。中間にある唯一の停留場である。この付近から外堀通の北側に並行する名古屋城の空堀の中に、1976年（昭和51年）まで名古屋鉄道（名鉄）瀬戸線が通っていた。景雲橋停留場の北側には、この瀬戸線の起点堀川駅が設置されていた〔。 終点名古屋城停留場は外堀通と本町通の交差点にあり〔、外堀通上を引き続き東進する市電東片端線（旧・片端線）に接続した。停留場名に「名古屋城」とあるが、城自体は北側に離れている（ただし市電では最寄である）。停留場の北側に、瀬戸線の本町駅が設置されていた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「名古屋市電行幸線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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