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名寄帳(なよせちょう)とは、ある人物が持っている不動産の一覧表のことである。一筆一棟ごとの「固定資産課税台帳」を所有者ごとにまとめたものである。 == 歴史 == 名寄帳は中世から存在しており、検注帳・検地帳が土地ごとに所持者を記しているのに対して名寄帳は個々の人間ごとに所持地を一括して記している。ただし、検注帳・検地帳が領主の命令で作成されるのに対して、名寄帳は個々の村で年貢の割り当てなど事務上の必要から村役人が独自に作成されるもので、江戸時代の場合には検地帳と違って領主への提出義務はなかったものの、村の運営には欠かせないものであった(ただし、中世期には荘園領主によって提出を義務付けた荘園もあり、一定していなかった)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名寄帳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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