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『名探偵なんか怖くない』(めいたんていなんかこわくない)は、西村京太郎の長編推理小説(三人称小説)。 既存のミステリ作家が創造した東西の名探偵が参集する趣向の、パロディミステリ「名探偵シリーズ」4部作の第1作である。以下の4人が探偵役として共演する(登場順に記載〔西村京太郎 『名探偵なんか怖くない』 講談社〈講談社文庫〉、1977年、7-8頁、12頁、17頁、23頁を参照。〕)。 # エラリー・クイーンのエラリー・クイーン # ジョルジュ・シムノンのメグレ元警部(退職後)〔同書12頁、14頁。〕 # アガサ・クリスティのエルキュール・ポワロ # 江戸川乱歩の明智小五郎 初出は1971年(昭和46年)で、講談社の当時のミステリ叢書企画「乱歩賞作家書き下ろしシリーズ」の一冊として刊行された(時代設定は1970年〔同書8頁。1905年生まれのエラリーが65歳、と書かれている。〕)。元版の装丁は、小林泰彦。 なお、本作は4人の名探偵の過去の事件について、ネタバレが含まれている(作品名については、#「名探偵」への批判、#作中で触れられる原典を参照)。 == あらすじ == 日本の老富豪・佐藤大造は、アメリカのエラリー・クイーン、イギリスのポワロ、フランスのメグレ、そして明智小五郎を自費で呼び集め、世界に名だたる名探偵である彼らに、一つの挑戦をつきつける。それはあの3億円事件を実際に再現し、模倣犯の行動の軌跡を追うことで、本当の3億円事件の実態にも迫ってもらおうというものだった。4人の名探偵はこれを承諾する。 彼らの前で、佐藤の部下である神崎五郎が、この途方もない計画を進行する。彼は、条件に合った、村越という若者を見出し、村越は佐藤がお膳立てした計画のまま、佐藤が用意した3億円を奪う。マンションを購入し、自動車を購入する村越。だがそれは、4人の名探偵の推理した通りだった。次に村越はガールハントに成功するが、しかしそれも名探偵の推理通りだった。 そして、計画にないはずの殺人事件が発生。3億円のうち、残った2億5千万円ほども灰となってしまう。果たして殺人犯は誰か? 懐旧に浸る、老いた名探偵たちの推理は一度は外れるものの…。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名探偵なんか怖くない」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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