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「名探偵コナン 天空の難破船」(めいたんていコナン てんくうのロスト・シップ)は2010年4月17日に公開された日本のアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第14作目にあたる。配給は東宝。映像・音声はカラー、ワイド、ドルビーデジタル。上映時間は102分。興行収入は32億円〔〔。 キャッチコピーは「捕まった……!?」「怪盗VS名探偵-華麗なる冒険の空」。 第34回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品。 == 概要 == * 本作は世界最大の飛行船を舞台に、主人公・江戸川コナンとライバル・怪盗キッドの共闘、謎のテロリストグループとの戦いを描いている。 * 第3作『世紀末の魔術師』・第8作『銀翼の奇術師』ではキッドのクールな面が強調されていたが、本作では『まじっく快斗』のようなコミカルなシーンが見られる。 * TVシリーズのキャラクターからは、鈴木財閥の相談役・鈴木次郎吉が初登場、大阪府警本部長・服部平蔵と、同じく刑事部の部長・遠山銀司郎が二度目の登場を果たしている。また、遠山刑事部長の下の名前は本作で明らかになっている。さらに、第4作『瞳の中の暗殺者』に登場した警視庁刑事部の部長・小田切敏郎が本作と次作『沈黙の15分』で再登場している。なお、2014年1月27日に永井一郎が死去したため、永井が演じる鈴木次郎吉が登場する映画は本作が唯一である〔鈴木次郎吉以外では、第5作『天国へのカウントダウン』で如月峰水を演じている。〕。その後、第19作『業火の向日葵』からは、富田耕生が次郎吉役を引き継いだ。 * オープニングの作品解説が例年に比べて大幅に短縮されているため、メインキャラクターの灰原哀や怪盗キッドらの紹介シーンも省略されている。鈴木次郎吉の紹介のほか、本編に登場するテロ組織「赤いシャムネコ」とは何者なのかという解説がありメインキャラクター以外のオープニング登場は初めてのことであった。また、毎年製作されている劇場ロゴにはコナンのシルエットはなく、オープニング映像にもロゴが登場しないという珍しい回である。 * 服部平次と遠山和葉が初めて映画シリーズに2年連続で登場している。平次と和葉は、本作と同日に発売されたOVA『大阪お好み焼きオデッセイ』にも出演している。また、コナンと平次が電話中に話題にした「お好み焼き屋さん」は、前作『漆黒の追跡者』のコナンとの電話で平次が「お好み焼き屋に連れて行ってやる」と約束していたときのことである。 * 毛利蘭が、『銀翼の奇術師』で怪盗キッドが新一に変装していたことを語っている。また、『水平線上の陰謀』の空手の関東大会で蘭が優勝した話題を、藤岡隆道が述べる〔本作は、蘭の空手関東大会優勝が原作でも共通した設定になる前の作品である。〕。 * 本作から毛利小五郎役は降板した神谷明に代わり、小山力也が演じている。本作以降の舞台挨拶にも神谷に代わり小山が、コナン役の高山みなみ、蘭役の山崎和佳奈と共に登場している。 * 本作には、平次にヒントを与える少年・川口聡役で大橋のぞみ、赤いシャムネコのメンバー役で優木まおみがゲスト出演している。大橋は役名付きの重要なキャラクターで出演したが、優木の役は名前がなく出番も少なかった。その後、優木は『名探偵コナンvsWooo』第2話に本人役のレポーターとして再び出演している。 * 毎年恒例となっている阿笠博士からのダジャレクイズは、いつもは本編の序盤で出題されるが、本作では事件解決後になっている。 * 本作は映画シリーズで初めて、回想を含めて一度も殺人事件が発生していない作品である。2015年現在、このような作品は本作と2012年公開の第16作『11人目のストライカー』の2作品のみである。 * 本作の小説版が2013年2月8日に小学館のジュニア文庫(小学館ジュニアシネマ文庫)から発売された。 * 金曜ロードショーのスペシャル番組として2011年4月15日・2012年8月17日の計2回放送されている。 * スペシャルエディション版を含めたDVDとBDが、2010年11月17日に発売された。BDにスペシャルエディション版が出るのは本作が初である。 * 中盤のアクションシーンでは4年ぶりにメインテーマが流れたがOPのメインテーマではなく一部アレンジされた物が使われた。 * 2016年に開催された歴代映画19作品の人気投票で、今作は9位を獲得した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名探偵コナン 天空の難破船」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Case Closed: The Lost Ship in the Sky 」があります。 スポンサード リンク
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