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名誉教皇(めいよきょうこう、、)とは、カトリック教会の栄誉称号であり、退位したローマ教皇の尊号の日本語訳である〔「ベネディクト16世 称号は「名誉教皇」 「漁夫の指輪」は無効に」『カトリック新聞』2013年3月17日1頁参照。〕。日本の政府および報道においては一部を除き名誉法王と翻訳されることが一般的である。敬称は聖下〔「(地球24時) ローマ法王、退位後は「名誉法王」に」『朝日新聞』2013年2月27日朝刊12頁参照。〕。2013年2月28日に退位した265代ローマ教皇ベネディクト16世の称号として用いられる〔「ベネディクト16世、退位後「名誉法王」に」『産経新聞』2013年2月27日東京朝刊国際面参照。〕〔「ローマ法王庁 退位後の呼称は「名誉法王」(ダイジェスト」)」『日本経済新聞』2013年2月27日朝刊7頁参照。〕〔「ローマ法王:最後の一般謁見、信徒15万人 別れ」『毎日新聞』2013年2月28日東京朝刊9頁参照。〕〔「ベネディクト16世 歴史的「名誉法王」 バチカン市内で隠居 慣習化の可能性」『読売新聞』2013年3月1日東京朝刊6頁参照。〕。 == 名誉教皇とは == === 前例なき名誉教皇の称号 === 名誉教皇とは、第265代ベネディクト16世の退位後の尊称として定められた称号である。そもそも、ローマ教皇とはカトリック教会における最高指導者であり、「天国の鍵」を授けられた聖ペトロ以来〔カトリック中央協議会ウェブサイト 教皇ベネディクト十六世の54回目の一般謁見演説 参照。〕、歴代教皇はその後継者として「イエス・キリストの代理人」と定められ〔カトリック中央協議会ウェブサイト「教皇(きょうこう) 」参照。〕、その地位は事実上の終身制であった。教皇の退位については教会法第332条第2項に規定があるものの〔カトリック中央協議会「教皇辞任に関する教皇庁広報部の声明 」参照。〕〔なお教会法第332条第2項の日本語訳については日本カトリック司教協議会教会行政法制委員会翻訳『カトリック新教会法典―羅和対訳』(有斐閣、1992年)179頁などに掲載されている。〕、退位した教皇の呼称やプロトコルについては何ら規定がなかった。そのため、教会法第402条第1項によって教区長を退職した司教に「名誉司教」の称号が与えられることに倣い、「名誉教皇」の称号が新設されたのである〔日本カトリック司教協議会教会行政法制委員会前掲書(有斐閣、1992年) 219頁参照。〕。 なお、名誉教皇・名誉司教というように、日本語訳では「名誉」と訳されているが、各言語表記における語源となっている(形容詞)には「名誉」という意味は無く、「引退した」という語義である〔「使徒継承の教会」を実感 糸永真一司教のカトリック時評 〕〔"Collins Latin Dictionary Plus Grammar" Latin-English 75, reprint 1999, ISBN 000472092X〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名誉教皇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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