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名鉄5500系電車(めいてつ5500けいでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)が1959年(昭和34年)から2005年(平成17年)まで運用した電車である。 戦後の日本において、特別料金を徴収しない列車に使用される列車としては初めて冷房装置を装備した車両である〔。2次に分けて合計30両が製造され、後継車両となる7000系パノラマカーが登場したあとも、長期にわたり優等列車に運用されていた〔が、1990年代以降は普通列車への運用が多くなった〔。2000年(平成12年)から廃車が開始され、2005年までに全車両が廃車された〔。 名鉄の社内では5000系以降の高性能車について「SR車」と呼称している〔ことに倣い、本項でもそのように表記する。また、1959年4月に竣工した車両については「1次車」・同年12月に竣工した車両については「2次車」と表記し、特定の編成について記す場合は、豊橋向きの先頭車の車両番号をもって編成呼称とする(例:豊橋向き先頭車の車両番号がモ5501の編成であれば「5501編成」)。 == 登場の経緯 == 日本国有鉄道(国鉄)では1955年(昭和30年)から80系電車を豊橋と大垣を結ぶ列車に運用しており〔、これに対抗するため〔、名鉄では1955年に初の高性能車として5000系を〔、1957年(昭和32年)には改良型として5200系を登場させ〔、名古屋本線の特急に使用していた。 名鉄では、さらに電車に冷房を搭載することを検討した。当時、国鉄ではすでに1958年(昭和33年)に冷房を搭載した国鉄20系電車(当時)「こだま形」を登場させていたが、途中乗降がある上に満員になることも考えられる一般車両の冷房装備の事例は戦後初めてであった〔。このため、室内用の冷房装置を設置した3800系においてテストを行った〔。 これらの研究の成果をもとに計画された車両が5500系である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名鉄5500系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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