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名鉄6750系電車 : ミニ英和和英辞書
名鉄6750系電車[めいてつ6750けいでんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [な]
 【名詞】 1. name 2. reputation 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [けい]
  1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) 
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

名鉄6750系電車 : ウィキペディア日本語版
名鉄6750系電車[めいてつ6750けいでんしゃ]

名鉄6750系電車(めいてつ6750けいでんしゃ)は、1986年昭和61年)から名古屋鉄道(名鉄)が瀬戸線用に製造した通勤形電車である。
名鉄で吊り掛け駆動方式を採用して製造された車両としては最後の存在である。日本の大手私鉄旅客車(1067mm以上の一般的な軌間〔狭軌未満の軌間を含めると、近畿日本鉄道260系が吊り掛け駆動方式である。〕)に限っても最後に製作された吊り掛け駆動車であった。2011年3月に営業運行を終了した。
== 概要 ==
瀬戸線では、1978年(昭和53年)の架線電圧の1500Vへの昇圧以降、単位スイッチ式間接非自動制御方式 (HL) ・2扉車体の3770系3780系などが運用されていたが、それらの走行性能が劣る〔2両編成での全編成出力は定格300kWに過ぎず、出力不足が著しかった。当時における瀬戸線の最高速度は、HL車の平坦均衡速度に合わせて85km/hと低く設定されていた。〕ことから通勤ラッシュ時の定時運転に支障をきたすようになってきていた。また、3770系にはサービス上冷房装置が搭載されていないのも問題があった。当時、瀬戸線の輸送需要が増大の一途を辿り、車両の増加や更新の必要性が生じてきたという背景もある。一方、本線系に多く残っていたAL車の機器流用・車体新製による旧型車の更新を7300系以来約15年ぶりに再開する計画が浮上した。そこで、3900系の下回りを転用して、当時すでに瀬戸線で運用中であった6600系に準じた車体を新造することになった。
まず、1986年6650系という呼称で2両編成2本(4両)が落成した(1次車)。そして、1990年平成2年)には2次車として仕様を大きく変えた4両編成5本(20両)が落成し、1次車と区別する通称として6750系と呼称された〔日車の車輌史 図面集 - 戦後私鉄編〕。後に、この6750系という呼称が正式呼称となり、1次車も6750系と称されることになった。
編成は6600系やその母体となった6000系と同様のMT比1:1で組成されるが、機器流用元の旧型車と同様に編成内の電動車と付随車の向き(連結順序)はこれらの新性能車と逆となっており、系列名の6750を名乗る車両は制御電動車のモ6750形となる。
本系列24両すべてが吊り掛け駆動・AL車(間接自動制御車)である。その後、名鉄では3300系(2代)モ510形などが退役したため、本系列が唯一の吊り掛け駆動電車となった。その後、日本の大手私鉄においては、東武鉄道5050系西日本鉄道300形313形といった吊り掛け駆動電車の旅客営業運転が2007年(平成19年)までに終了したため、その後は1067mm以上の一般的な軌間における車両としては大手私鉄唯一の吊り掛け旅客車となっていた。また下回り転用元の種車よりも歯車比を低速化している。
本系列は名鉄最後の自動空気ブレーキ車でもあり、ブレーキの操作がやや特殊で、ハンドルを中央より右奥に押し込むことでブレーキをかけ(ブレーキシリンダに圧縮空気を送る:電磁直通ブレーキの約2秒に対して4 - 5秒かかる)、そのままの制動力を維持する時はハンドルを中央に(重なり位置)、緩める時は左へ戻すという路面電車や蒸気機関車のような運転操作を行っていた。鋳鉄制輪子のため、停止直前には段階的に緩めないと急停止になる。このような構造のため、停車時にはハンドルを頻繁に操作する光景が見られた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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