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起線(おこしせん)とは、愛知県一宮市の新一宮駅(廃止直前は八幡町駅)から同県中島郡起町(現・一宮市)の起駅までを結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の軌道線(路面電車)である。 1953年(昭和28年)6月の運行休止後に廃止された。複線化等の輸送力増強が敷地等の問題でできず、しかも尾西線の架線電圧の昇圧のため1952年(昭和27年)に新一宮駅(現・名鉄一宮駅)への乗り入れを中止するなどして沿線人口の増加に対する施策がなかった一方、バスによる代替輸送で新一宮駅乗り入れを行ったところ、輸送力の増強が低コストで行えたため、休止期間を経て正式に廃止となり、バス輸送に転換された。乗客が多すぎて廃線になった〔徳田耕一『名鉄の廃線跡を歩く』JTB、2001年、p.80〕というのは、乗客数の減少によることが多い一般的な廃線の事例や、頻発によって鉄道から乗客を奪ったバス輸送の事例が昭和20年代の都市部ではまだ顕著でなかったことからすれば、同社の高富線とともにまれな廃止事由といえる。 == 路線データ == ※路線廃止時点のもの * 路線距離(営業キロ):八幡町 - 起間 5.3 km * 軌間:1,067 mm * 駅数:10駅(起終点駅含む) * 複線区間:なし(全線単線) * 電化区間:全線(直流600V) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名鉄起線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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