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(n) wind instrument =========================== ・ 吹奏 : [すいそう] (n,vs) playing wind instruments ・ 吹奏楽 : [すいそうがく] (n) wind (instrument) music ・ 吹奏楽器 : [すいそうがっき] (n) wind instrument ・ 奏楽 : [そうがく] (n,vs) musical performance ・ 楽 : [たのし, らく] 1. (adj-na,n,n-suf) comfort 2. ease ・ 楽器 : [がっき] 【名詞】 1. musical instrument ・ 器 : [うつわ] 【名詞】 1. (1) bowl 2. vessel 3. container 4. (2) ability 5. capacity 6. calibre 7. caliber
管楽器(かんがっき)は、旧来の楽器分類法における分類のひとつであり、吹奏楽器(すいそうがっき)ともいう。今日の楽器分類学においては気鳴楽器と呼ばれる。 == 概要 == 一般的には「呼気など空気の流れによって発音する楽器のうち、少なくとも一方の端が閉じられていない管の中の空気の振動を利用して音を出す楽器の総称」などと説明されているが、これは明らかな誤りである。 「管」という文字は、単に楽器の共振系の形状を表しているに過ぎないし、後述のように管状ではない管楽器や、共振系を持たない管楽器も存在するから、正しくは「少なくとも1ヶ所の開口部を有する空洞に向かって吹き付けられた気体の流れによって生ずる振動を利用して音を出す楽器の総称」と定義すべきものである。 そもそも「管楽器」に対応する印欧語は、例えば英語では「Wind instrument(風の楽器、息の楽器)」、ドイツ語では「Blasinstrument(吹く楽器)」、フランス語でも「Instrument à vent(風の楽器)」であるから、「管」状である必要など全くないのである。完全な誤訳〔古来日本や中国には、「詩歌管弦」「管弦の響き」といったように管楽器という概念が存在したために、これがそのまま訳語として用いられたのであるが、「Wind instrument」の訳語として「管楽器」という言葉を充てるのは、「笛」=「管状」という先入観に基づく間違いである。〕であり、これが「オカリナは管楽器ではない」というような奇妙な誤解を生むもとにもなっている。文献によっては「管楽器」と呼ぶことを避け、ドイツ語に則って「吹奏楽器」と表記しており〔H.F.オルソン(著), 平岡正徳(訳)『音楽工学』誠文堂新光社, 1969年〕、こちらの方が明らかに適訳である。 管楽器はさらに木管楽器と金管楽器に分けられている。この両者は、古くは楽器の材質による区分であったが、現在では発音原理によって区別され、唇の振動によって音を出すものを金管楽器、それ以外の管楽器を木管楽器としている。このため今日のフルートはほとんどが金属で作られているにもかかわらず木管楽器に分類されるなど、名と体の不一致が生じている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「管楽器」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Wind instrument 」があります。 スポンサード リンク
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