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『キイハンター』 (''KEYHUNTER'' ) は、日本のテレビドラマ。 国際犯罪者の天国・スパイの甘い猟場ともいわれる大都会東京に架空の国際警察特別室を設定して、室長の村岡だけが知っている6人の冒険者・キイハンターが平和をおびやかす組織・陰謀・悪と戦う活躍を描き〔朝日新聞、1968年4月6日朝刊〕、どんでん返しを含むストーリーや絶妙のチームワークと、千葉真一のアクション・スタントで大ヒットした東映アクションドラマの代表作である。制作はTBS・東映。 1968年4月6日から1973年4月7日の毎週土曜日21:00 - 21:56に放送され〔1972年10月以降は、21:55迄と1分短縮された。〕、全262話で最盛期には視聴率30%を越えていた。 == 解説 == 警察の手には負えない事件を解決する“キイハンター”。諜報部員だったキャップの黒木、ジュネーヴで諜報員をしていた外国語に堪能な津川、スタントマン顔負けのドライブテクニックを持つ島、かつて敏腕の新聞記者だった軽業師を超える身軽さを誇る風間たちメンバーの活躍を描くハードボイルドアクション〔。千葉真一と深作欣二がコンビを組んだ映画『風来坊探偵シリーズ』、『ファンキーハットの快男児シリーズ』、『カミカゼ野郎 真昼の決斗』が本作のベースになっている〔〔千葉流 サムライへの道、140 - 141頁。〕。丹波哲郎の演ずる黒木鉄也のイメージは、映画『007は二度死ぬ』で丹波が演じたタイガー田中をモチーフとし〔ジェームズ・ボンドに協力する日本の諜報機関の中心人物。〕、脚本を推理作家の都筑道夫・生島治郎が担当した初期はスパイ路線とハードボイルドの決定版を目指していた。 当時としては外国人の出演者も多く、国際色豊かで世界で起こる犯罪・政争をテーマにし、日本のテレビドラマでは他に類を見ない壮大なスケールを持っていた。大ヒットにより1年予定の放映が5年に延ばされ〔〔、モチーフも刑事ドラマ・コメディ・サイコロGメン・サスペンス・西部劇・チャンバラ・冒険・ホラー・ミステリー・無国籍などが加わり、これらを複合的に組み合わせた作品も放送されるなど、内容は多岐に渡ることとなった。レギュラー全員が揃うのは稀で、レギュラーの数名が登場してストーリーが展開していくのが『キイハンター』の特徴であり、「今週は誰が活躍するのか?」という興味も作品のポイントだったが、それだけ各キャラクターが魅力的だったわけで、劇中で彼らが見せる絶妙のチームワークは、当時の視聴者の憧れの対象となっていた。 『キイハンター』という言葉はこのドラマで作られた造語で、「Key 鍵 (道具)、鍵 (暗号)」とは解決の手がかりを意味し、それにおどりかかる「''Hunter'' (狩人たち)」と言う意味でつけられた〔日本コロムビアのCD「懐かしの東映TV映画主題歌テーマ集」解説書より。〕。日本では''key'' は「キー」と表記されるのが一般的だが、番組の固有タイトルは『キイハンター』であり「キーハンター」ではなく、映像上のタイトルは『''KEYHUNTER'' 』と英字で表記されている。オープニングナレーションは前期と後期で異なるスクリプトが用いられたが、締めの『''KEYHUNTER'' 』の3×3の正方形が現れる部分での「彼らはこう呼ばれた―」の読み上げは不変。一般的に、主題歌『非情のライセンス』の歌詞の一部でもある後期スクリプトの方がよく知られている。 スタート時はモノクロ放送であったが、カラー番組が広まっていく中で1970年4月の第105話よりカラー放送となった。海外ロケは1968年にアメリカ占領下の沖縄、1970年にはハワイで敢行し、2008年6月21日に発売されたDVDボックス解説書によるとバングラデシュでのロケも考案されていた。海外でも放送され、ブルース・リーやジャッキーチェンにも影響を与えた( ⇒ #逸話を参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キイハンター」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Key Hunter 」があります。 スポンサード リンク
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